第102回東京箱根間往復大学駅伝が来年1月2、3日に行われる。今大会は3連覇を目指す青学大、出雲駅伝2連覇の国学院大、全…
第102回東京箱根間往復大学駅伝が来年1月2、3日に行われる。今大会は3連覇を目指す青学大、出雲駅伝2連覇の国学院大、全日本大学駅伝覇者の駒大、さらに中大、早大の「5強」による混戦模様。優勝候補に対し、過去最高成績を塗り替えようと、「5強崩し」を虎視眈々(たんたん)と狙うダークホースもいる。帝京大、創価大、城西大の陣容と注目選手を3回にわたって紹介する。
◇ ◇ ◇
創部25年の節目となった城西大は、前々回の過去最高成績に並ぶ総合3位を目標に掲げる。
メンバー16人のうち半数が4年生。2023年から3年連続シードの一時代を築いた教え子と挑む箱根路に、櫛部静二監督(54)は「特徴のある区間に要所、要所の選手を配置できそうなことから、好記録も期待できる。みんなを『あっ』と驚かせるような試合がしたい」と期待を寄せた。
レースポイントに挙げたのは往路の山登り5区。指揮官は「近年、往路の記録がそのまま復路で進んでいく傾向にある。駅伝は先手必勝なのは昔から変わらない」と言う。
往路は、1区を5位以内で通過し、先頭の見える位置でタスキをつないでいき、5区で順位を上げて3位以内を目指す。花の2区は出雲3区で3年連続区間賞の留学生ビクター・キムタイ(4年=マウ)の起用が濃厚。中盤区間は頼れる4年生あるいは、下級生の経験者3選手を配置する。
前回5区で区間3位と好走した斎藤将也(4年=敦賀気比)は2年前に「山の妖精」で注目されたOB山本唯翔(SUBARU)のチーム歴代記録(1時間9分14秒)の更新に挑む。
注目の山登り勝負では、「山の名探偵」こと、早大・工藤慎作(3年)のように新たな愛称を期待する声もあるが、斎藤自身はこう言い返した。
「個人としてのニックネームみたいなのはあまりつけてほしくない。僕としては『山の神』の代名詞しかいらないので、そこ(5区)は神になれるか、なれないかの勝負」。15年に青学大を初優勝に導いた「3代目山の神」神野大地(M&Aベストパートナーズ)に続く4代目襲名をにらむ。
復路には前回9区区間賞の桜井優我(4年=福岡第一)がいるのも安心材料。経験者ぞろいの厚い選手層と優勝候補が課題とする特殊区間にキーマンがいることで、チームには勝算が生まれている。「5強と言われているが、私としてはそんなに差はない」と櫛部監督。11月の全日本大学駅伝は9位とシード権を逃したが、箱根路で挽回を狙う。【泉光太郎】