<バドミントン:全日本総合選手権>◇最終日◇30日◇東京・京王アリーナTOKYO◇混合ダブルス決勝松山奈未(27=再春館…
<バドミントン:全日本総合選手権>◇最終日◇30日◇東京・京王アリーナTOKYO◇混合ダブルス決勝
松山奈未(27=再春館製薬所)緑川大輝(25=NTT東日本)組が1-2(21-15、9-21、11-21)で逆転負けを喫し、初優勝にあと1歩届かなかった。
結成2年目の田口真彩(20=ACT SAIKYO)渡辺勇大(28=J-POWER)組に敗れた。第1ゲーム(G)は優位に試合を進めたが、第2Gからは五輪2大会銅メダルの渡辺を軸とした攻撃に翻弄(ほんろう)された。
松山は「今日は何もできなかった」と受け止め、緑川も「相手に気持ち良くさせてしまった。まだまだ隙だらけ。何もできなかったです」と反省した。
松山は志田千陽との「シダマツ」ペアで24年パリ五輪銅メダル。昨年の全日本総合選手権も初優勝を収めた。その後は2人のモチベーションに差が生じたことなどもあり、今夏の世界選手権をもって解消。11月に混合ダブルス転向を正式表明し、今大会から緑川との新ペアで臨んでいる。
松山は「(田口、渡辺組との対戦を通じ)勉強になった。ここを目指してやっていかないといけない。試合でしか経験できないことがある。良い経験ができた」と収穫を得た様子。斎藤夏とのペアを解消して松山と新たに組む緑川は「五輪を目指します。そこを目指さないと意味がない」と28年ロサンゼルス五輪への挑戦をあらためて宣言した。