「全国高校ラグビー・2回戦、佐賀工6-7東海大大阪仰星」(30日、花園ラグビー場) 史上初となるノーシードからの優勝を…

 「全国高校ラグビー・2回戦、佐賀工6-7東海大大阪仰星」(30日、花園ラグビー場)

 史上初となるノーシードからの優勝を目指す東海大大阪仰星(大阪第1)が終了間際の逆転劇でシード校の佐賀工(佐賀)を撃破した。元日の3回戦では中部大春日丘(愛知第1)に26-26の同点ながら抽選で突破した大分東明(大分)と対戦する。

 1回戦の坂出第一戦で大会歴代3位タイとなる137点を挙げた自慢の攻撃陣が封じられていたが、0-6の終了間際に猛攻。敵陣でペナルティーをもらってもラインアウトを選択せず、フォワード戦で勝負。終了2分前にラックからプロップ朝倉久喜(3年)が両チーム通じて初のトライを中央に決めて、ゴールで逆転した。朝倉は「ロースコアになることは予想していた。リードされても焦らず、腐らず、諦めず、60分戦って勝っていればいいと全員に迷いがなかった」と熱戦を振り返った。

 試合前には普段はあまりやらないタックルバックを持ち込み、ウオームアップした。湯浅大智監督は「刺さりまくってほしかった。(試合では)刺さるどころか、追い返していた」と相手をノートライに封じたディフェンスをたたえた。

 記念大会の今回は例年より5校多い56校が出場。シード校はAシード、Bシードの区分なく10校が選ばれている。