<全国高校ラグビー大会:常翔学園5-37桐蔭学園>◇2回戦◇30日◇大阪・花園ラグビー場3連覇を目指す桐蔭学園(神奈川第…
<全国高校ラグビー大会:常翔学園5-37桐蔭学園>◇2回戦◇30日◇大阪・花園ラグビー場
3連覇を目指す桐蔭学園(神奈川第1)が、前回大会4強の常翔学園(大阪第2)を破り、好発進した。
開始2分1秒で主将のフッカー堂薗尚吾(3年)が先制トライ。同9分にWTB西本友哉(3年)がトライで追加点を決めた。
同12分には常翔学園もSH元橋直海(なおひろ、3年)のトライで5点を返すが、桐蔭学園は後半に3トライを決めて、3月の選抜大会も制した底力で初戦を突破。藤原秀之監督(57)は「やっぱり大阪でやる常翔は(別の場所での)練習試合と全然違う。お互いしのぎ合う中で、そんな簡単にはいかないと思っていた。最初のトライが良かった」と振り返った。
2トライで勝利を引き寄せた堂薗は「この初戦で、前回ベスト4で優勝候補に近いようなチームとやれて、自分たち全員気合が入った。まずこの30日をどう勝ち切るかがカギになると思ってやっていた。久々に花園第1でトライを取れて気持ち良かった」と笑顔。「チームとしてちょっと硬いというか、ミスもあったけど、前に出るディフェンスができたし、アタックも1人1人がスペースに走り込むランもできた」と勝利に手応えを得た。
前回の4強超えを目指した常翔学園は鮮やかな攻撃で地元の観衆をわかせたが、あと1歩の場面でのパスミスやハンドリングミスが続き、2回戦で姿を消すことになった。