<全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)>◇30日◇静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場(7区間43…

<全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)>◇30日◇静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場(7区間43・4キロ)

今や、陸上長距離界の主流となっている「厚底シューズ」に頼らないチームがいる。

フジテレビ系中継で解説を務める元マラソン日本代表の増田明美さん(61)が取り上げたのは、東北福祉大。マニアックすぎる解説力を生かし、「選手のみなさんは厚底シューズを履かない」と言い出した。

理由には「足で強く地面蹴る感覚」を重視していることや、「股関節まわりのケガを防ぐ」ことなどを挙げていた。

東北福祉大は10月の全日本大学女子駅伝では地元宮城のロードで4位入賞と地の利を生かした。

この日も、4区早坂優(2年)が首位城西大から37秒遅れの2番手でタスキをつなぎ、上位争いを繰り広げている。

◆長距離用の厚底シューズ 短距離用に先駆けて、普及した。反発力が高く、足への衝撃が少ないなどの特徴がある。17年にナイキが販売を開始。18年には厚底を着用した設楽悠太が男子マラソンで16年ぶりに日本記録を更新する2時間6分11秒をたたき出した。世界陸連は底の厚さを最大40ミリと規定している。