12月30日(火)に大井競馬場で行われる東京シンデレラマイル(3歳上牝・SIII・ダ1600m)。先週末から中山大障…
12月30日(火)に大井競馬場で行われる東京シンデレラマイル(3歳上牝・SIII・ダ1600m)。先週末から中山大障害、ホープフルS、有馬記念、東京大賞典とビッグカードが続いたが、地方競馬はまだまだ終わらない。南関東の最強牝馬を決する戦いには、フルゲート16頭が顔を揃えた。
昨年覇者のフェブランシェは不在だが、前々走でマリーンCを制したプラウドフレールをはじめ、園田の楠賞を勝利したホーリーグレイル、夏までJRAのオープンに在籍していたヘニータイフーンなど好メンバーが集結。今年暮れのシンデレラ女王に輝くのはどの馬か。発走予定日時は30日(火)の16時30分。主な出走馬は以下の通り。
■ヘニータイフーン(牝5、大井・荒山勝徳厩舎)
JRAではデビューからダート中距離戦で経験を積み、今年2月に小倉城Sを制してOP入り。しかし、昇級後は13着、7着で大井競馬に移籍した。転入初戦の千葉ダートマイルは、重賞の常連馬アランバローズ、24年ダービー卿CT覇者パラレルヴィジョンなど強豪が集ったが、上がり最速の末脚を繰り出して快勝。2着とは3/4馬身差だったが、3着には大差を付けていた。前走大敗の理由は解せないが、地方の牝馬同士なら格上の存在だろう。
■ホーリーグレイル(牝3、川崎・内田勝義厩舎)
ホッカイドウ競馬ではデビュー戦から2着、9着に終わったが、川崎に移ると2戦連続の大差圧勝で高い素質を誇示。全日本2歳優駿は9着に敗れたものの、今年の春には快足を武器に、ニューイヤーC1着、桜花賞(浦和)2着と重賞でも見せ場をつくった。前走の楠賞は控えて揉まれる形になり、決してベストな展開とは言えなかったが、しぶとく差し切って2つ目のタイトル。古馬との初対決を前にして、脚質に幅が出たのは大きい。
■プラウドフレール(牝3、船橋・川島正一厩舎)
昨年暮れの東京2歳優駿牝馬から、今年のユングフラウ賞、桜花賞(浦和)と重賞3連勝。東京プリンセス賞はハイペースに巻き込まれて5着、関東オークスは距離も長かったか3着に敗れたが、マリーンCはマイペースに持ち込んで3馬身差の完勝劇を見せた。JBCレディスCは発馬で後手を踏み、中団からの運びとなったので大敗でも参考外。マイル戦で逃げ、好位外目からの競馬なら違うはず。自分の形に持ち込んで巻き返し狙う。
そのほかにも、牡馬相手のマイルグランプリで4着のオメガシンフォニー(牝5、大井・坂井英光厩舎)、ロジータ記念で2着に入ったエスカティア(牝3、浦和・小久保智厩舎)、準重賞のローズベール賞を制したジゼル(牝6、船橋・山中尊徳厩舎)などが出走を予定している。