<全国高校ラグビー大会:佐賀工6-7東海大大阪仰星>◇2回戦◇30日◇大阪・花園ラグビー場前回大会準優勝の東海大大阪仰星…

<全国高校ラグビー大会:佐賀工6-7東海大大阪仰星>◇2回戦◇30日◇大阪・花園ラグビー場

前回大会準優勝の東海大大阪仰星(大阪第1)が、逆転勝利を飾った。ノーシードで挑む今大会。シードの佐賀工を相手に試合終了間際にトライを決め、逆転で3回戦進出を決めた。

前半は相手の巧みなキックに翻弄(ほんろう)されて2PGを献上。6点ビハインドで折り返したものの、後半はフォワード平均体重102キロの体格を生かしたプレーで前進させ、後半28分にはプロップ朝倉久喜(ひさのぶ、3年)がゴールライン間際の中央ラックから持ち出して、この試合初となるトライ。ゴールも成功させ、劇的勝利を演じた。

激しい攻防が続いたことでインゴールまで時間を要したが、朝倉は得点シーンを振り返って「焦りはなかった」ときっぱり。「どんな点数でも60分終わったところでの勝利を目指しているので、途中の点差は気にせず、最後勝つというところをフォーカスしてやっていました」と淡々と話した。

3回戦は大分東明と対戦。「どの相手にも勝たなきゃ日本一になれない」と頂点だけを見据える朝倉を筆頭に、大会初となるノーシードからの優勝を目指す。