<阪神ファンアンケート>藤川政権は揺るぎなし!? 日刊スポーツは年末恒例の「阪神ファンアンケート」をニッカンスポーツ・コ…
<阪神ファンアンケート>
藤川政権は揺るぎなし!? 日刊スポーツは年末恒例の「阪神ファンアンケート」をニッカンスポーツ・コムで今月下旬に実施しました。就任1年目ながら圧倒的な力でリーグ制覇に導いた藤川球児監督(45)に「来季も期待するか?」の問いに「期待する」が総得票の95・4%を占めました。来季の順位予想も93%が「1位」で「虎の重大ニューストップ10」の1位ももちろん…。集計したアンケート結果を2日間にわたってお届けします。
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勝って、勝って、勝って、勝って、セ界で勝ち続けた「藤川政権」。ファンの支持率は揺るがなかった。就任1年目、2年ぶりのリーグ優勝をNPB最速の9月7日に決めた。「来季も期待するか?」の問いに総得票数892票(無回答2)中、期待するは851票。実に95・4%を占めた。昨年末に同じ質問を際は94%。1・4%上回ったのは、連覇を目指す来季へ、確かな手腕を確信するからだろう。
監督へひと言を募集すると「藤川さん独特の采配を貫いて下さい」「凡事徹底と一貫性と公平の鬼のような藤川監督」「来シーズンも面白い試合を見せてください!」など期待の声があふれた。コーチ経験なく監督の座に就いたが、終わってみればぶっちぎり優勝。圧倒的な強さを見せつけた。1年を通して、指揮官がよく口にしていたのは「凡事徹底」と「没頭」。当たり前のことを当たり前にやる。脇目も振らず野球に打ち込む。この2つの基本が藤川阪神の土台となった。
一方で、柔軟な采配も見せた。今季は開幕4番は森下でスタート。新年早々に公言していた構想だったが、より強力な打線を作るため4月中旬から4番を佐藤輝に変更。ピタリとはまり、主砲は40本塁打&102打点の2冠に輝きチームに貢献。3番に移った森下も151安打、23本塁打、89打点とキャリアハイの成績を残した。
ポテンシャルを最大限発揮させるため、選手のコンディション管理を徹底。佐藤輝、大山らを「欠場」という形でリフレッシュさせた。ブルペン陣も同様で、石井、守護神の岩崎も連投が続けば勝負どころでも休養。来たるべき時に備え、選手起用に強弱をつけた。
来季は2リーグ制後、球団史上初の連覇を目指す。ファンのボルテージは高まるが、中にはこんなひと言も。「もっと弾けて欲しい」「短期決戦に強くなれ!」。そんな声が上がるのも、もっと強くなると信じているからこそ。今季届かなかった日本一も果たしたい。圧倒的な支持を得て、26年に突き進む。【磯綾乃】