故郷の名をもっと世に広める。西武のドラフト3位、中京大の秋山俊外野手(22)には、ぜひプロで対戦したい投手がいる。その相…
故郷の名をもっと世に広める。西武のドラフト3位、中京大の秋山俊外野手(22)には、ぜひプロで対戦したい投手がいる。その相手はロッテのドラフト1位、健大高崎・石垣元気投手(18)だ。
共通点がある。ともに北海道・登別市で生まれ育ったが、高校は道外へ進学。4歳差で面識はないが「少年野球の地区は一緒でした。(石垣元の)兄とは同級生だったんで、何度か試合はしてますね」と少しの接点はある。
ドラフト候補として、高校生NO・1右腕と騒がれた石垣元の存在は、もちろん知っていた。「高校生であれだけ注目されてたんで、こっちも負けたくないなっていう気持ちはある」としつつ「同じ登別から(プロとして)出たというのはけっこう、うれしいです」とワクワクする。
乳白色に濁った登別温泉は古くから知られてきた。地獄谷やクマ牧場など観光地が多いとはいえ「これを機に」と野球の力でさらに盛り上げたいと願う。すでに西口監督が春季キャンプでのA班招集を内定済み。「まず開幕1軍を目標に。早く1軍の舞台に立ちたいです」と濁りなくまっすぐに決意した。【金子真仁】