2025年も幾多の名勝負が繰り広げられたJRA・GI。ここでは秋GIの開幕を告げたスプリンターズSから、最終日を飾っ…

 2025年も幾多の名勝負が繰り広げられたJRA・GI。ここでは秋GIの開幕を告げたスプリンターズSから、最終日を飾った有馬記念までを振り返る。

■9月28日 スプリンターズS
優勝馬:ウインカーネリアン(牡8、美浦・鹿戸雄一厩舎)
 中山競馬場で行われた第59回スプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)は、2番手につけて直線で前との競り合いを制した三浦皇成騎手騎乗の11番人気ウインカーネリアン(牡8、美浦・鹿戸雄一厩舎)が、逃げて最後まで粘った7番人気ジューンブレア(牝4、栗東・武英智厩舎)にアタマ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分06秒9(良)。

■10月19日 秋華賞
優勝馬:エンブロイダリー(牝3、美浦・森一誠厩舎)
 京都競馬場で行われた第30回秋華賞(3歳・牝・GI・芝2000m)は、好位の外から早めに2番手に上がり、直線で逃げる相手を捕らえたC.ルメール騎手騎乗の2番人気エンブロイダリー(牝3、美浦・森一誠厩舎)が、最後まで踏ん張った5番人気エリカエクスプレス(牝3、栗東・杉山晴紀厩舎)に1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分58秒3(良)。

■10月26日 菊花賞
優勝馬:エネルジコ(牡3、美浦・高柳瑞樹厩舎)
 京都競馬場で行われた第86回菊花賞(3歳・牡牝・GI・芝3000m)は、後方から先団に取りついて、直線で一気に抜け出したC.ルメール騎手騎乗の1番人気エネルジコ(牡3、美浦・高柳瑞樹厩舎)が、後方からの猛追を見せた2番人気エリキング(牡3、栗東・中内田充正厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは3分04秒0(稍重)。

■11月2日 天皇賞(秋)
優勝馬:マスカレードボール(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)
 東京競馬場で行われた第172回天皇賞(秋)(3歳上・GI・芝2000m)は、中団追走から直線で各馬を差し切ったC.ルメール騎手騎乗の1番人気マスカレードボール(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)が、外から脚を伸ばしてきた3番人気ミュージアムマイル(牡3、栗東・高柳大輔厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分58秒6(良)。

■11月16日 エリザベス女王杯
優勝馬:レガレイラ(牝4、美浦・木村哲也厩舎)
 京都競馬場で行われた第50回エリザベス女王杯(3歳上・牝・GI・芝2200m)は、道中は中団後方に構え、直線で外から各馬を差し切った戸崎圭太騎手騎乗の1番人気レガレイラ(牝4、美浦・木村哲也厩舎)が、道中は内で立ち回り直線で一旦は抜け出した4番人気パラディレーヌ(牝3、栗東・千田輝彦厩舎)に1.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分11秒0(良)。

■11月23日 マイルCS
優勝馬:ジャンタルマンタル(牡4、栗東・高野友和厩舎)
 京都競馬場で行われた第42回マイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・芝1600m)は、好位追走から直線で完全に抜け出した川田将雅騎手騎乗の1番人気ジャンタルマンタル(牡4、栗東・高野友和厩舎)が、馬群を割って追い上げてきた4番人気ガイアフォース(牡6、栗東・杉山晴紀厩舎)に1.3/4馬身差をつけ優勝。ジャンタルマンタルは、朝日杯FS、NHKマイルC、安田記念と合わせて、牡馬が出走可能なJRA芝マイルGI完全制覇を史上初めて達成した。勝ちタイムは1分31秒3(良)。

■11月30日 ジャパンC
優勝馬:カランダガン(セ4、仏・F.グラファール厩舎)
 東京競馬場で行われた第45回ジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)は、後方から脚を伸ばしてゴール前の叩き合いを制したM.バルザローナ騎手騎乗の4番人気カランダガン(セ4、仏・F.グラファール厩舎)が、その内で最後まで争った1番人気マスカレードボール(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)にアタマ差をつけ優勝した。外国馬のジャパンC制覇は、05年のアルカセット以来20年ぶり。勝ちタイムは2分20秒3(良)。

■12月7日 チャンピオンズC
優勝馬:ダブルハートボンド(牝4、栗東・大久保龍志厩舎)
 中京競馬場で行われた第26回チャンピオンズカップ(3歳上・GI・ダ1800m)は、好位追走から先頭に立って、最後の激しい競り合いを僅かに制した坂井瑠星騎手騎乗の3番人気ダブルハートボンド(牝4、栗東・大久保龍志厩舎)が、内を突いて争った2番人気ウィルソンテソーロ(牡6、美浦・高木登厩舎)にハナ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分50秒2(良)。

■12月14日 阪神JF
優勝馬:スターアニス(牝2、栗東・高野友和厩舎)
 阪神競馬場で行われた第77回阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳・牝・GI・芝1600m)は、道中は中団につけて、直線で外から抜け出した松山弘平騎手騎乗の2番人気スターアニス(牝2、栗東・高野友和厩舎)が、馬群を割って脚を伸ばした4番人気ギャラボーグ(牝2、栗東・杉山晴紀厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分32秒6(良)。

■12月21日 朝日杯FS
優勝馬:カヴァレリッツォ(牡2、栗東・吉岡辰弥厩舎)
 阪神競馬場で行われた第77回朝日杯フューチュリティステークス(2歳・牡牝・GI・芝1600m)は、道中は中団につけて、直線で内から脚を伸ばして前を捕らえたC.デムーロ騎手騎乗の2番人気カヴァレリッツォ(牡2、栗東・吉岡辰弥厩舎)が、逃げて一旦は後続を突き放した5番人気ダイヤモンドノット(牡2、栗東・福永祐一厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分33秒2(重)。

■12月27日 中山大障害
優勝馬:エコロデュエル(牡6、美浦・岩戸孝樹厩舎)
 中山競馬場で行われた第148回中山大障害(3歳上・オープン・芝4100m)は、好位追走から前に並びかけ、最後の直線で相手を振り切った草野太郎騎手騎乗の1番人気エコロデュエル(牡6、美浦・岩戸孝樹厩舎)が、逃げ粘った2番人気ネビーイーム(牡7、栗東・佐々木晶三厩舎)に5馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは4分46秒8(良)。

■12月27日 ホープフルS
優勝馬:ロブチェン(牡2、栗東・杉山晴紀厩舎)
 中山競馬場で行われた第42回ホープフルステークス(2歳・牡牝・GI・芝2000m)は、中団のインでレースを進め、直線で外に持ち出して各馬を差し切った松山弘平騎手騎乗の7番人気ロブチェン(牡2、栗東・杉山晴紀厩舎)が、好位から脚を伸ばした4番人気フォルテアンジェロ(牡2、美浦・上原佑紀厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分01秒0(良)。

■12月28日 有馬記念
優勝馬:ミュージアムマイル(牡3、栗東・高柳大輔厩舎)
 中山競馬場で行われた第70回有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)は、道中は後方に構え、直線で外から脚を伸ばして差し切ったC.デムーロ騎手騎乗の3番人気ミュージアムマイル(牡3、栗東・高柳大輔厩舎)が、好位追走から一旦は完全に抜け出した12番人気コスモキュランダ(牡4、美浦・加藤士津八厩舎)に1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分31秒5(良)。