ホワイトソックスと契約を交わした村上(C)Getty Images 地力を証明が求められる2年間となる。去る12月21日…

ホワイトソックスと契約を交わした村上(C)Getty Images
地力を証明が求められる2年間となる。去る12月21日にホワイトソックスと契約を締結した村上宗隆だ。
ポスティング公示当初に最大2億ドル(約308億円)の契約予測も飛び出した25歳を巡っては複数球団による争奪戦が見込まれた。しかし、今オフのMLBのFA市場にはピート・アロンソやカイル・シュワバーなど大物内野手が相次いだ背景もあり、交渉は下火に。最終的に交渉期限の48時間前にホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約52億7000万円)でサインに至った。
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もっとも、村上が大型契約を得られなかったのには、米球界で渦巻いた“懸念”が小さくない影響をもたらしたと見られている。NPB通算で246本塁打を放った和製大砲だが、過去3シーズンでは三振率が28.1%から29.5%に上がるなど、打席内での不確実性が否めず。米野球データ専門サイト『Fan Graphs』の26年シーズンの成績予測でも、打率.231、三振率28.7%と低評価が並んだ。
獲得が囁かれたヤンキースやドジャースなど名門が二の足を踏んだとされる“課題”を克服できるか。ホワイトソックスとの2年間は、村上にとってMLBで通用するか否かのテスト期間ともなる。
打線の核になると期待して獲得を押し切ったホワイトソックスの首脳陣は、当然ながら村上の抱える課題は熟知している。新シーズンからチームの打撃コーチに就任したデレク・ショモン氏は、球団の専門メディア『Sox Machine』のインタビューで「トリプルAの選手がメジャーリーグに上がるのと何ら変わらない。彼を過大評価したり、強調しすぎることもない。どんな選手にも調整期間はある」と指摘。スラッガーの改善に自信を口にした。
「誰だって、いずれは弱点を突かれる時が来る。相手投手たちは十分な情報を集め、弱点を暴こうとするだろう。我々はこっちの野球に適応するためのプロセスを可能な限り円滑に進めるリソースを有している。それに彼は努力を厭わない選手だ。契約前の面談時、そしてその後も、その姿勢を隠すことなく見せてくれている」
ヤクルト時代から熱心に研究と努力を重ね打ち続けてきた。そんな村上のプロフェッショナルな一面に期待を寄せるショモン氏は、「ムネには打撃の才能が確かに備わっている。問題は、長打力を維持しつつ、その能力をどう引き出すかなんだ」と強調。打撃改善に求められる要素に言及した。
「あれだけの水準のパワーを発揮し、一振りで長打を生み出せる選手には、多少の空振りも許容される。我々はムネがボールを捉えるようになれば、長打は量産されると考えている。そもそも彼はあの家のような小さな白い物体(ホームベース)に近づいてどっしりと構え、ボールに触れるだけで得点を生み出すような選手だ。我々の目標は、可能な限り多くの得点を挙げさせることにある」
2年という長いようで短い期間で、村上はどこまでアプローチを高めていけるか。「和製ベーブ・ルース」とも期待される中で、25歳の成長に熱視線が注がれそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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