市場価値の暴落が伝えられるコンフォート(C)Getty Images 今オフにドジャースからFAとなったマイケル・コンフ…

市場価値の暴落が伝えられるコンフォート(C)Getty Images

 今オフにドジャースからFAとなったマイケル・コンフォート。ジャイアンツから1年1700万ドル(約26億6000円)の高額契約で伝統球団に加入した今季、レギュラーシーズン打率.199、12本塁打、36打点と大不振。ポストシーズンでは、一度も出番が訪れなかった。

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 11月には米誌『Sports Illustrated』に、同じナ・リーグ西地区のパドレスに移籍する可能性が取り上げられたが、いまだ去就は決まっていない。そんな32歳に対して、ドジャース専門メディア『Dodgers Way』が現地時間12月28日、「コンフォートの市場価値暴落が示すドジャースの失敗の大きさ」と題した記事を掲載した。

 『Dodgers Way』は、コンフォートが2014年にメッツからドラフト1巡目指名されて以降のキャリアを紹介。打率が2割前半に落ち込んだ2021年から「失速が始まった」と指摘し、20本塁打を放った24年も「全盛期からは程遠い」と論じた。

 その中で、ドジャースはコンフォートと高額契約を結んだ。記事では「ジャイアンツ時代の24年に、ドジャース戦で打率.276、出塁率.344、長打率.517を記録したが、それがドジャースの判断を惑わせたのかもしれない」と分析した。

 「賭け」は成功したとは言い難い。不振を極めた2025年を経て、コンフォートの市場価値を米データサイト『Spotrac』は667万ドル(約10億4400円)と試算しているが「それでさえ割高に思える」とバッサリ。なお、米メディア『NBC Sports』のマシュー・プーリオット記者は、次の移籍先では「1年500万ドル(約7億8200万円)」の契約を予想している。

 記事では「本来、ドジャースが支払うべきだったのはその程度の金額だった」と指摘した上で「彼に寄せた過度な期待が不要な高額契約を招き、その結果として想像を超える失望につながった」と断じた。今オフはメジャー最強守護神の呼び声高いエドウィン・ディアスを3年総額6900万ドル(約107億円)で獲得したドジャース。「コンフォートの失敗を飲み込み、次へ進めるだけの資金力がある」と記しているが、世界一3連覇に向け、さらなる動きはあるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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