<全国高校サッカー選手権:浜松開誠館2-0九州文化学園>◇29日◇1回戦◇U等々力3年ぶり3度目出場の浜松開誠館(静岡)…
<全国高校サッカー選手権:浜松開誠館2-0九州文化学園>◇29日◇1回戦◇U等々力
3年ぶり3度目出場の浜松開誠館(静岡)が「三度目の正直」で大会初勝利を飾った。
ニューヒーローが歴史的1勝に貢献した。前半14分、味方からのスルーパスにMF宗像玲瑠(れいる、2年)が反応。左サイドを抜け出すと、左足でゴール右隅に決めて先手を取った。同27分にも左サイドでボールを受け、再び左足で追加点。1点目のリプレーのような形で突き放し、「2回とも完全にフリーだったので、自信を持ってシュートを打つことができた」と白い歯を見せた。
持ち味は50メートル6秒0の俊足。静岡県予選までは控えに回ることが多かったが、「2番手で終わるつもりはなかった」。大会本番に向けた1カ月間で自身の特徴をアピール。主戦場だった右サイドハーフから左サイドハーフにコンバートされ、レギュラーの座をつかんだ。全国舞台での先発も「全く緊張はなかった」と堂々とプレー。後半28分には三たび左足でネットを揺らしたが、オフサイドの判定で「ハットトリックを狙っていた」と悔しがった。
名前の「玲瑠(れいる)」は「高貴な宝物になってほしい」という両親の願いが込められている。宗像は「チャンスをもらったので絶対に結果を残したかった。2点も取ることができて本当にうれしい」。先発に抜てきされた期待のレフティーが大舞台で光り輝いた。
同校は初出場した18年度大会初戦で長崎総科大付に敗戦。22年度大会の前回出場時も大津(熊本)に敗れていた。2度苦杯をなめた「九州勢」にリベンジし、3度目の挑戦で悲願の全国選手権初勝利。2回戦は興国(大阪)が相手で、宗像は「自分たちらしく、ハードワークをして勝ちたい」と力を込めた。【神谷亮磨】