第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)を主催する関東学生陸上競技連盟は29日、出場21チームの1~10区登録と補欠登録…
第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)を主催する関東学生陸上競技連盟は29日、出場21チームの1~10区登録と補欠登録6選手を発表した。往路(2日)、復路(3日)ともにスタート時間(午前8時)の1時間10分前に当日変更が可能で、各校ともに補欠登録した主力選手を勝負区間に投入する。変更は区間登録選手と補欠登録選手の交代だけで、区間登録選手同士の交代はできない。
前回3位で悲願の初優勝を目指す国学院大は、2区に主将の上原琉翔(4年)、4区に地元の神奈川・二宮町出身の辻原輝(3年)を登録した。上原、辻原とともに国学院大の「5本柱」の青木瑠郁(4年)、高山豪起(4年)、野中恒亨(3年)は補欠に登録された。「エース区間の2区はチームの中心のキャプテン上原に託しました。辻原は今回も地元で力を発揮してくれるでしょう。補欠登録の青木、高山、野中は必ず(当日変更で)出場します」と前田康弘監督(47)は落ち着いた様子で話した。
期待のルーキー高石樹は5区、野田顕臣は9区に抜てきされた。「高石は力があります。9区の1年生は珍しいですが、国学院大では平林清澄が1年の時に9区を走っています。野田は平林のような選手になってほしい」と期待を込めて話した。
昨季の学生3大駅伝5戦で優勝3回。「まだ、箱根駅伝だけ勝っていません」と前田監督は慎重、かつ謙虚に話すが、順調に区間登録を行い、いよいよ、悲願を果たす時が迫ってきた。
今季初戦の出雲駅伝は国学院大が快勝し、同2戦の全日本大学駅伝は駒大が完勝した。昨季の箱根駅伝は青学大が圧勝。直近の3大駅伝を制した3校と全日本大学駅伝2位の中大が「4強」として第102回箱根駅伝の優勝候補に挙がる。
早大も好チームだが、4強に比べると、やや、選手層が薄い。駅伝巧者の創価大と帝京大、「山の神候補」の斎藤将也(4年)がいる城西大は最大限の力を発揮すれば優勝争いに加わるだろう。
箱根駅伝の選手登録は各チームが例年12月10日に16人を登録。同29日に1~10区と補欠6人の区間登録を行う。往路(1月2日)、復路(同3日)ともにスタート時間(午前8時)の1時間10分前に当日変更が可能。変更は区間登録選手と補欠登録選手の交代だけで、区間登録選手同士の交代はできない。第98回大会から当日変更枠は4人以内から6人以内に拡大。ただ、1日で変更できる選手は4人以内。また、外国人留学生は登録2人以内、出場1人以内。
国学院大の区間登録選手と補欠選手は以下の通り。
1区 嘉数純平(4年)
2区 上原琉翔(4年)
3区 永田智基(3年)
4区 辻原 輝(3年)
5区 高石 樹(1年)
6区 後村光星(3年)
7区 鼻野木悠翔(2年)
8区 飯国新太(2年)
9区 野田顕臣(1年)
10区 吉田蔵之介(3年)
補欠 青木瑠郁(4年)
補欠 高山豪起(4年)
補欠 野中恒亨(3年)
補欠 浅野結太(2年)
補欠 岡村享一(2年)
補欠 尾熊迅斗(2年)