第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)を主催する関東学生陸上競技連盟は29日、出場21チームの1~10区登録と補欠登録…
第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)を主催する関東学生陸上競技連盟は29日、出場21チームの1~10区登録と補欠登録6選手を発表した。往路(2日)、復路(3日)ともにスタート時間(午前8時)の1時間10分前に当日変更が可能で、各校ともに補欠登録した主力選手を勝負区間に投入する。変更は区間登録選手と補欠登録選手の交代だけで、区間登録選手同士の交代はできない。
15年ぶりの総合優勝を目指す早大は主将の山口智規(とものり、4年)を2区、山口竣平(しゅんぺい、2年)を3区、工藤慎作(3年)を山上りの5区に、いずれも前回と同じ区間にビシッと配置した。山口智、工藤は3年連続の登録となる。
山口智は今季7月の日本選手権で1500メートル2位に入るなどトラックシーズンからチームをけん引し、10月の出雲駅伝2区区間賞、11月の全日本大学駅伝7区4位と通年で力を発揮。前回箱根は2区12位と苦しんだが、ラストイヤーはリベンジに燃えている。
人気漫画、名探偵コナンの主人公に似た姿から「山の名探偵」としても話題になった工藤は今季、全日本8区で日本人区間最高タイムを30年ぶりに更新するなど勢い抜群。「早稲田のストロングポイントとして力を発揮する」と青学大の若林宏樹が持つ区間記録(1時間9分11秒)を視野に入れている。
前回箱根3区3位の山口竣は今季、けがの影響で出雲、全日本は出走無しだったが、箱根は3区に名を連ねた。主力の復調具合も、往路優勝へ鍵を握る。
前回1区2位の間瀬田純平(4年)、大物ルーキーの鈴木琉胤(るい、1年)は補欠温存。佐々木哲(1年、堀野正太(1年)も補欠となった。
◇早大(前回4位)
1区 吉倉ナヤブ直希(2年)
2区 山口 智規(4年)
3区 山口 竣平(2年)
4区 武田 知典(3年)
5区 工藤 慎作(3年)
6区 山﨑 一吹(3年)
7区 多田 真(1年)
8区 宮岡 凜太(4年)
9区 宮本 優希(3年)
10区 瀬間 元輔(2年)
補欠 伊藤幸太郎(4年)
補欠 間瀬田純平(4年)
補欠 小平 敦之(3年)
補欠 佐々木 哲(1年)
補欠 鈴木 琉胤(1年)
補欠 堀野 正太(1年)