大相撲の小結・王鵬(大嶽)が29日、東京・江東区の部屋で行われた朝稽古で、出稽古に来た幕内・阿武剋(阿武松)と連続で1…

 大相撲の小結・王鵬(大嶽)が29日、東京・江東区の部屋で行われた朝稽古で、出稽古に来た幕内・阿武剋(阿武松)と連続で18番の相撲を取った。

 22日の番付発表後では、この日が初めて関取衆と相撲を取ったという。結果は5勝13敗と振るわず「僕が不甲斐なく、立ち合いで立ち遅れていた。立ち合いで当たり負けして起こされることが多かったので、起こされないようにしないといけない」と振り返った。

 2025年は1月の初場所で12勝を挙げて優勝決定ともえ戦まで進み、自身初の三賞となる技能賞を獲得。3月の春場所は新三役となる関脇に昇進した。1年間幕内上位に定着し「しっかり力がついてきた証拠で、不利な態勢でも戦えるようになってきていると思う」と話した。1年間を通しては「特に思うところはなく、満足はしていない。決まった期間で区切って考えることがないので、相撲をやっているうちはどんどん上を目指していく」と語った。

 30日で稽古を納め、年明けは3日から始動予定。初場所(来年1月11日初日、両国国技館)へ向けては「毎日しっかり同じように、しっかり体を動かしていけたら」と意気込んだ。