大谷翔平が2025年シーズン、野球史に新たな記録を刻んだ。2023年以来の投手復帰を果たし、打者としては自己最多55本塁…
大谷翔平が2025年シーズン、野球史に新たな記録を刻んだ。2023年以来の投手復帰を果たし、打者としては自己最多55本塁打を記録した。ドジャースを2年連続ワールドシリーズ制覇に導き、3年連続4回目となるMVPを満票で受賞している。二刀流の完全復活と圧倒的な個人成績、そしてチームの頂点奪取という全てを成し遂げた最高のシーズンとなった。
レギュラーシーズン成績 - 打者55本塁打、投手復帰を果たす
自己最多55本塁打、リーグ上位のOPSを記録
打率.282、55本塁打、102打点を記録した。OPSはリーグ上位の数値である。55本塁打は前年自身が樹立したドジャース球団記録を更新する自己最多で、2年連続50本塁打達成はMLB史上6人目の快挙となった。
2023年以来の投手復帰、14登板で防御率2.87
6月に2023年以来となる登板を果たした。シーズン通算14試合に先発し、47回を投げ、防御率2.87、62奪三振を記録している。投手としても安定した成績を残した。
達成した主要記録 - 複数の大台到達
通算1000安打に到達する快挙を成し遂げた。
55本塁打・20盗塁を記録し、2度目の50本塁打・20盗塁シーズンを達成した。複数年でこの記録を達成することは注目される記録である。打者として通算1000安打、投手としても多数の奪三振を記録し、二刀流選手として活躍を続けている。
ポストシーズンの軌跡 - 圧倒的な活躍
リーグ優勝決定シリーズ第4戦の圧巻のパフォーマンス
リーグ優勝決定シリーズ第4戦で、投手として6回無失点10奪三振、打者として3本塁打というパフォーマンスを披露した。ポストシーズン史上11人目の1試合3本塁打達成に加え、同じ試合で10奪三振を記録した選手は大谷が初めてである。この活躍でNLCS MVPを初受賞した。
ワールドシリーズでの活躍
トロント・ブルージェイズとのワールドシリーズでは、相手チームから警戒される中で活躍を見せた。11月2日、ドジャースは2年連続ワールドシリーズ制覇を達成した。
受賞タイトル - MVP満票など主要タイトル獲得
ナショナルリーグMVPを3年連続4回目の満票受賞で獲得した。満票4回は歴代2位タイ、3年連続受賞はバリー・ボンズ以来2人目の快挙だ。両リーグでMVPを複数回受賞している。
ハンク・アーロン賞を3年連続3回目、シルバースラッガー賞を3年連続4回目受賞している。シルバースラッガー賞4回は日本人最多記録で、イチローの3回を超えた
来季への展望
投手としてはさらなる登板数の増加が見込まれ、打者としては三冠王への挑戦も視野に入る。最大の目標はドジャースの3年連続ワールドシリーズ制覇だろう。MVP4年連続受賞という前人未到の記録にも挑戦できる立場にある。
まとめ
2025年、大谷翔平は二刀流の完全復活を果たし、自己最多55本塁打を記録した。ポストシーズンでは圧倒的なパフォーマンスを披露し、ドジャースを2年連続世界一に導いている。3年連続4度目のMVP満票受賞、複数年での50本塁打+20盗塁達成など、数々の記録を打ち立てた。投打二刀流の頂点を極めた2025年は、野球史に刻まれる特別なシーズンとなった。