<全国高校サッカー選手権:専大北上1-2広島皆実>◇29日◇1回戦◇ニッパツ広島皆実が専大北上(岩手)を2-1で下し、2…
<全国高校サッカー選手権:専大北上1-2広島皆実>◇29日◇1回戦◇ニッパツ
広島皆実が専大北上(岩手)を2-1で下し、2013年度大会以来、12年ぶりに初戦突破を果たした。
前半17分にMF柚木健治(3年)のパスをボックス内で受けたFW久保田聖渚(せいな、2年)が相手GKに倒されてPKを獲得。同18分にFW野村陸路(りろ、3年)がゴール左へ決めて先制した。
さらに前半34分、敵陣でMF宇野陽向(ひなた、2年)が相手ボールをカットし、ペナルティーアーク付近から右足を振り抜いた。ゴール左へ鋭いシュートが決まり、2-0とリードを広げた。
3年ぶり18回目の出場となった広島皆実は、08年度に優勝している名門。ただ14年度から出場7大会連続して初戦敗退と苦しんできた。
後半17分には専大北上MF平山太陽(3年)に1点を返された。ここから苦しい時間帯が続いたが、懸命に守った。
後半33分には専大北上FW菅谷豪太(2年)が巧みなタッチでゴール前でフリーとなり、左足で無人のゴールへ流し込もうとした。決定的なピンチでDF杉山遼(3年)がゴールライン際、決死のスライディングで阻んだ。
終盤は防戦一方となったが、1点差を守り切った。勝利のホイッスルにチーム全員が歓喜した。