◆第104回全国高校サッカー選手権▽1回戦 聖和学園(宮城)3―0那覇西(沖縄)(29日・味の素フィールド西が丘) 聖和…

◆第104回全国高校サッカー選手権▽1回戦 聖和学園(宮城)3―0那覇西(沖縄)(29日・味の素フィールド西が丘)

 聖和学園(宮城)は那覇西(沖縄)に3―0で勝利し、2回戦に駒を進めた。

 前半はスコアレスで折り返すが、自慢の高さを生かし、CKやロングスローなどのセットプレーで得点機会をうかがう。すると後半7分、MF小杉唯斗(3年)の左のCKからニアサイドのDF遠藤壮流(3年)が頭で合わせると、ボールはネットの中へ吸い込まれ、先制点を手にした。

 ここで攻撃の手を緩めない。同22分には小杉がこぼれ球を押し込んで、貴重な追加点。ゴール後にはバク転も披露し、会場を沸かせた。試合終了間際には3点目も決め、試合を決定づけた。

 聖和学園は県大会決勝で仙台育英に敗れたが、優勝した仙台育英のサッカー部内で「構造的いじめ」があったとして、先月12日に出場を辞退することを発表。不祥事による出場辞退は、大会史上初となった。聖和学園についても、8月下旬から9月にかけての夏休み期間中、複数のサッカー部員が飲酒や喫煙をしていたことが同17日までに判明していたが、同21日に大会出場の打診を承諾。なお、飲酒や喫煙の事案については、県大会前までに日本サッカー協会と全国高体連に報告しており、同大会は関わった生徒以外で準優勝した。