「バドミントン・全日本総合選手権」(29日、京王アリーナ東京) 混合ダブルス準決勝が行われ、五輪2大会連続銅メダルの渡…
「バドミントン・全日本総合選手権」(29日、京王アリーナ東京)
混合ダブルス準決勝が行われ、五輪2大会連続銅メダルの渡辺勇大(J-POWER)、田口真彩(ACT SAIKYO)組が、霜上雄一(日立情報通信エンジニアリング)、保原彩夏(ヨネックス)組に2-1で逆転勝利。昨年9月のペア結成から1年3カ月での、初の日本一に王手をかけた。
第1ゲームは終盤のミスが響き、19-21と献上。ただ第2ゲームからは「田口が相手の決め球を拾ってくれた」(渡辺)と粘りのプレーを見せ、ラリーを制圧した。21-11、21-11と連取し、ペアとして2度目の全日本総合選手権で決勝進出。渡辺は「我慢の結果。しぶとくラリーができたことが勝因」とうなずき、田口は「泥くさく最後までできたことがよかったのかな」と白い歯をこぼした。
決勝は、今大会がデビュー戦となったパリ五輪女子ダブルス銅メダルの松山奈未(再春館製薬所)、緑川大輝(NTT東日本)組と対戦する。ペアとしての実力は未知だが、渡辺は「運動能力はトップクラスの2人」と個の力を警戒。五輪メダリスト対決には、「挑戦者の気持ちで戦うだけ」と気を引き締めた。
初Vなら代表入りが確定し、3年後のロサンゼルス五輪に向けて弾みを付けることができる。田口は「このミックスダブルスで(優勝を狙いたい)。勇大さんにかけてもらいたいと思います」と意気込んだ。