15年間の現役生活に別れを告げた駿太(C)産経新聞社 元オリックスで、今オフに中日から戦力外通告を受けていた駿太(本名・…

15年間の現役生活に別れを告げた駿太(C)産経新聞社
元オリックスで、今オフに中日から戦力外通告を受けていた駿太(本名・後藤駿太)が、12月28日に自身のインスタグラムを更新。現役引退を表明した。
駿太はオリックス、中日時代の写真を計7枚投稿。「野球が、僕の人生でした」と切り出し、まずは17歳でのプロ入り当時の心境を振り返った。
【写真】「後悔はありません」現役引退を表明した駿太の投稿をチェック
「17歳で家を出て、不安も怖さも全部抱えたまま、『必ず活躍してやる』その一心でこの世界に飛び込みました。思い描いていたほど、この世界は甘くなかった。結果が出ない日が続き、何者にもなれない自分が情けなくて、悔しくて、一人で泣いた夜もあります。それでも辞めなかった。いや、辞められなかった」
踏みとどまれたのは「応援してるよ」というファンからの声援だった。「スタンドから聞こえる声、SNSに届くメッセージ、名前を呼んでくれる声援。そのすべてが、僕を何度もグラウンドに立たせてくれました。どんな成績の時でも、変わらず応援してくれたファンの皆さん。一番苦しい時にこそ、一番大きな力をくれた存在です」とつづった。
そして、家族とチームメートへの感謝を記した上で、「現役を引退する決断をしました」とピリオドを打つことを明言。「15年間。うまくいかない時間の方がはるかに多かったけれど、それでも胸を張って言えます。この野球人生に、後悔はありません」と堂々と言い切った。
「これからは、夢を追う側から夢を支える側へ」と指導者転身への意欲を示しながら「野球は、僕の人生そのもの。だからこれからも、野球と共に生きていきます」と宣言。最後は「ここまで支えてくれたすべての方へ。そして、僕の野球人生を一緒に歩いてくれたあなたへ。心から、ありがとうございました 後藤駿太」と感謝を書き込んだ。
駿太は、前橋商(群馬)から2010年のドラフト1位でオリックス入団。翌11年に高卒新人の外野手では52年ぶりとなる開幕スタメンを勝ち取った。球界でも随一の強肩と広い守備範囲を武器とし、21年は25年ぶりのリーグ優勝に貢献。22年7月にトレードで中日に加入し、昨年4月に通算1000試合出場を達成した。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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