徳島県阿南市出身でプロ野球オリックスの杉本裕太郎選手の「公開練習&野球教室」が27日、JAアグリあなんスタジアムで催さ…

 徳島県阿南市出身でプロ野球オリックスの杉本裕太郎選手の「公開練習&野球教室」が27日、JAアグリあなんスタジアムで催された。野球のまちを掲げる同市などが、地元のスターと野球をすることで子供に夢を与えたいと企画した。

 杉本選手は2021年にパ・リーグの本塁打王のタイトルを獲得した強打者で、地元で野球を指導するのはこれで10年目。野球教室には市内の少年野球チームから約160人が参加した。

 まず杉本選手が手本を見せた後、チームごとにティーバッティングに取り組んだ。子供たちは杉本選手から「上半身をリラックスさせて」「どうしたら遠くに飛ばせるか考えながらやろう」などと声をかけてもらい、懸命にバットを振った。外野の芝生まで飛ばした子には杉本選手がサイン入りの野球カードを渡すこともあった。

 富岡小4年の松本颯翔(りくと)君(10)は「スイングを水平にしたら打ちやすい、と声をかけてもらった。とてもうれしい。野球カードももらえた」と目を輝かせて話していた。(鈴木史)