<2025年セ・リーグ編>年末恒例の「言葉の力」を、今年も3回に分けてお届けします。日々取材する担当記者たちの心に響いた…

<2025年セ・リーグ編>

年末恒例の「言葉の力」を、今年も3回に分けてお届けします。日々取材する担当記者たちの心に響いた野球人たちの声で、2025年を振り返ります。第1回はセ・リーグからの言葉です。

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中田翔「最後、本当に納得いくスイングができた。野球を大好きな形でやめられる」

(9月19日、引退試合のヤクルト戦、吉村に3球三振で最後は右膝を地面につくほどのスイング。スッキリした笑顔が印象的だった=石橋隆雄)

金丸夢斗「重たいですね。10試合分の重さが詰まってます」

(8月7日、阪神戦でプロ初勝利。5月5日のデビューから10試合目の先発でつかんだウイニングボールを手にしながら、つぶやいた。好投しても援護がない、リードしていても救援陣が打たれる、雨天中止などさまざまな経験をした3カ月はきっと来季へつながるはず=石橋隆雄)

大野雄大「まさかできるとは思っていなかった。でも、活躍したい、まだまだできるんやって気持ちでここまで投げてきた」

(9月14日、阪神戦で5年ぶりの2桁10勝目。過去2年わずか2勝から復活への思いがこもった=石橋隆雄)