走って、走って、投げて、投げて、まいります。阪神村上頌樹投手(27)が近本光司外野手(31)と28日、地元の兵庫・淡路島…
走って、走って、投げて、投げて、まいります。阪神村上頌樹投手(27)が近本光司外野手(31)と28日、地元の兵庫・淡路島で自主トレを一般公開した。今季3冠に輝いた村上は「先発完投型」で沢村賞が目標。同学年で仲のいい巨人山崎伊織投手(27)と投げ合う可能性がある、2年連続の開幕投手も狙っていく。近本は今オフ、走り方改革に着手したことを明かし、陸上選手も行う走法を意識。セ・リーグ最多7度目の盗塁王にとどまらず、アンチエイジングでその先も見据える。
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地元の空気にリフレッシュしながら、村上はもう来季へと歩み出していた。「ゆっくりするところであり、来シーズンに向けてスタートという形。気は引き締まっている感じですね」。ルーキーイヤーの21年から5年連続。淡路島は再びスイッチを入れる場所だ。
最多勝、最高勝率、最多奪三振の3冠に輝いた今季。「優勝できたので、自分としてもタイトルをいっぱい取れたので、いい1年だった。でも、来年が本当に勝負の年だと思うので、そこは気を抜かないようにしています」。そして来季、見据えるのは先発投手の栄誉「沢村賞」だ。
今年はキャリアハイの3完投を果たし、そのすべてを完封勝ちで飾った。「できるだけマウンドを降りないような、1人で投げ切れるようなピッチャーになりたいと思っている」。今年沢村賞を受賞した日本ハム伊藤は6完投をマーク。村上もさらなる上積みへ「沢村賞の基準(来季から8完投)のところまでは、しっかりいきたいなという気持ちでいる。ピッチャーは先発完投が理想だと思うので、そこを目指していきたい」と意気込んだ。
今オフは例年以上にウエートの重量を増やし、体作りに着手。すでに周囲が見て分かるほどに、体つきは変わっていた。「筋力があった方がいいので。持続的に力が続くように。長いイニング投げるためにという形ですね」。すべては理想の「先発完投型」を完遂するためだ。
今年初めて開幕投手を任された。その座はもちろん狙っていく。「2回目はどういう気持ちで投げられるか、そういう好奇心もあるので、投げてみたい気持ちはあります」。来季の開幕戦は、3月27日巨人戦。ライバルの開幕投手候補には、同学年で同郷で仲のいい山崎が挙がっている。「投げられれば最高だと思いますし、楽しい試合になるかなと思います」。よく知る右腕との投げ合いから、沢村賞への道が始まれば最高だ。【磯綾乃】