JFA第49回全日本U―12サッカー選手権大会 第3日 (28日、鹿児島・鴨池補助、白波スタジアム) 準々決勝と準決勝を…

JFA第49回全日本U―12サッカー選手権大会 第3日 (28日、鹿児島・鴨池補助、白波スタジアム)

 準々決勝と準決勝を行い、決勝はサガン鳥栖(佐賀)とソレッソ熊本(熊本)の九州対決となった。サガン鳥栖は1―1で迎えた後半7分、コーナーキックから網代時生(6年)の今大会通算7得点目の決勝ゴールでFCトリアネーロ町田(東京第2)に逆転勝ち。16回目の出場で初の決勝進出を決めた。2年前に初めて九州の地に優勝旗をもたらしたソレッソ熊本は自慢の攻撃力が爆発。5―0で川崎フロンターレ(神奈川)を蹴散らした。決勝は29日午前9時半から白波スタジアムで行われる。

 サガン鳥栖は、16回目の出場で初めてベスト4の壁を突破した。「ゲームの入りは良かったが、ファーストチャンスを逃しておかしくなった。ハーフタイムで守備を修正して、なんとか勝つことができました」と荒木亮次監督。今年5月のチビリンピックで決勝に進出(柏レイソルに負けて2位)するなど手応えを感じていたというが、優勝を逃したため初の決勝進出に浮かれることはなかった。

 ソレッソ熊本は、ビルドアップあり、ドリブルあり、前線からのプレスありと多彩な攻撃で川崎フロンターレを圧倒した。「こんなスコアになるとは思わなかった。リズムは作れたし、みたことのないシュートが入ってくれました」と広川靖二監督は振り返った。決勝の相手はサガン鳥栖。「親戚みたいな関係です。今月も3、4試合はしています。九州のレベルをあげたいと頑張ってきたので、この対戦は感慨深いものがあります」としんみりしていた。