DeNA伊勢大夢投手(27)が他競技からもヒントを得る。今季はチーム最多の55試合に登板し、キャリアハイの13セーブを記…
DeNA伊勢大夢投手(27)が他競技からもヒントを得る。今季はチーム最多の55試合に登板し、キャリアハイの13セーブを記録。「チーム内だけでなくセ・リーグ、パ・リーグも合わせた12球団のリリーバーに対して戦っていけるような存在になりたい」と、来季はさらなる高みを目指す。
成長のきっかけは、思わぬところにも転がっている。今オフ、体をやわらかく使うことをキャッチボールで意識。「感覚が良くて『これ、すごい』と思って」と手応えをつかんだ。きっかけは、ゴルフのスイング動画だった。「いろんな人の動画を見たら、みんなやわらかく振っていた。自分は強く振っていたので『やわらかく振ってみよう』っていうイメージを持った」と語る。練習中にその感覚を思い出し、投球動作に応用。新たな気づきを得た。
あらゆることが野球につながる。自主トレは九州学院(熊本)の1学年後輩、吉野光樹投手(27)と実施予定。伊勢は「吉野とバドミントンでもしてみますか」と笑う。「自分が今までにやってきていない動きとかを入れて、いろんな発見をしていきたい」。球界屈指のリリーバーになるべく、常に刺激を求め続ける。【山本佳央】