なでしこジャパンのDF清水梨紗が、苦難の2025年を振り返り、復帰への思いを語った。【映像】清水がランニング→仲間が拍…

15か月ぶりに代表復帰した清水梨紗

 なでしこジャパンのDF清水梨紗が、苦難の2025年を振り返り、復帰への思いを語った。

【映像】清水がランニング→仲間が拍手で大盛り上げ

 ABEMAの『2025年なでしこジャパンの名場面〜栄光と試練〜』では、ニルス・ニールセン新監督が就任した1年間を特集。嬉しいトピックだった1つが、清水の代表復帰だ。

 長くなでしこジャパンの右SBとして活躍してきた清水だが、2024年のパリ・オリンピック初戦で右膝の前十字靭帯を断裂。そこから約1年間に及ぶ長く苦しいリハビリ生活を余儀なくされた。

 それでも苦しい時期を乗り越え、2025年10月の欧州遠征で1年3か月ぶりになでしこジャパンに復帰する。インタビューで清水は、「正直、辛いことの方が多かったです」と当時の心境を吐露。同時に「今はその時間も無駄じゃなかったんだなと思えています。色々と苦しいことを乗り越えてここに戻ってこられたので、色んな人に感謝しながらプレーしたい」と語った。

リハビリ中の清水を支えた仲間の絆

パリ五輪で大怪我を負った清水梨紗

 コメントから計れる通り、リハビリ中の清水を支えたのが間違いなく仲間のサポートだった。その一例として番組では、2025年1月に当時所属していたマンチェスター・シティ(今夏にリヴァプールにレンタル移籍)の施設で、ランニングを再開した際の様子も紹介された。トレッドミルで走り始めた清水に対し、周りにいたチームメイトたちが一斉に笑顔で拍手を送り、場を盛り上げて祝福していたのだ。

 このシーンに対してSNS上では、「皆さんの温かい気持ちが伝わって来ます!」「絆が最高」「素敵な仲間だ」「チームメイト優しすぎ」「チームメンバーの愛を感じて嬉しい」「涙でてきた」など、感動の声が多く上がっていた。

 欧州遠征ではイタリア戦で10分間、ノルウェー戦で80分間のプレータイムを得た清水。2026年3月のアジアカップ、2027年のワールドカップで優勝を目指すなでしこジャパンにとって、その復活は間違いなく大きな力になることだろう。

(ABEMA/なでしこジャパン)