第105回全国高校ラグビー大会は28日、東大阪市花園ラグビー場(大阪府)で1回戦があった。31大会連続33回目出場の流…
第105回全国高校ラグビー大会は28日、東大阪市花園ラグビー場(大阪府)で1回戦があった。31大会連続33回目出場の流通経大柏は、初出場の名古屋(愛知第2)を0トライに抑えて43―3で勝利。31大会ぶり3回目出場の専大松戸は、歴代最多の15回優勝の秋田工と対戦し11―22で敗れた。
流通経大柏は相手の素早い出足のディフェンスに苦しみながらも、司令塔の大門歩瑠選手の多彩なパスやキックを使い、相手陣内で試合を優位に進めた。グラウンドを広く使いながらボールをつなぎ、バックス(BK)が4トライ、フォワード(FW)が3トライとバランス良く得点を重ねた。
ほとんどの攻撃の起点となった大門選手は「FWのサイズ、BKの展開力で、日本一を狙えると思っている」と、次戦のシード校・国学院栃木戦に向けて意気込みを語った。相亮太監督は「試合の中でしっかりと判断し、どこからでもトライを取れるチーム」と評した。
専大松戸は秋田工相手に前半は11―12と互角に戦った。後半に入り、2本続けてペナルティーキックを失敗するなど逆転のチャンスを逃すと、相手に連続トライを奪われて突き放された。鈴木翔太主将は「自分たちのラグビーはできたが、反則やミスが響いた」と悔しさをにじませた。(鈴木逸弘)