ニルス・ニールセン新監督が掲げるポゼッションサッカーを体現した完璧な崩し。選手たちも自画自賛した得点は、なでしこジャパ…

衝撃ゴールを喜ぶなでしこジャパン

 ニルス・ニールセン新監督が掲げるポゼッションサッカーを体現した完璧な崩し。選手たちも自画自賛した得点は、なでしこジャパンの「2025年ベストゴール」と言っても過言ではない輝きを放っている。

【映像】世界衝撃の「バルサ風パスワーク弾」

 ABEMAの『2025年なでしこジャパンの名場面〜栄光と試練〜』では、ニールセン新監督体制の下でポゼッション主体の攻撃的スタイルへの変貌を掲げて臨んだサッカー日本女子代表の1年間を特集。その中でピックアップされた1つが、2月のオーストラリア戦(SheBelieves Cup)でFW浜野まいかが決めたゴールだ。

 新生なでしこの初陣となった試合は4-0と快勝。中でも圧巻だったのが、3点目のシーンだ。なでしこジャパンはスローインから丁寧にボールを繋いで相手を攻略し、左サイドから中央でMF藤野あおば、FW田中美南、藤野、MF長谷川唯、再び田中と細かく繋ぎ、最後は浜野がゴール前で流し込んだのだ。

「シャビやイニエスタがいた頃のバルサ」の声も

ゴールの思い出を振り返る選手たち

 スローインから数えると、実に9人が絡んで13本のパスを一度も相手に触らせずに流し込んだ正真正銘のスーパーゴール。日本のファンの間で「シャビやイニエスタがいた頃のバルサ」「完璧な形」「すごい連携」など大熱狂となり、さらに海外メディアからも「恐怖のショー」「外科医の手術のように精密なパスワーク」「止めることは不可能」など絶賛の嵐となった。

 番組では、このゴールに対する選手たちのリアクションも紹介。長谷川が「(田中が)うまくない?スゲー!スゲー!って言ってた」と興奮気味に語れば、MF長野風花も「意思疎通してんなって思ってたよ。阿吽の呼吸みたいな」と舌を巻き、スコアラーの浜野も「見てて綺麗かったです」と振り返った。

 2026年3月のアジアカップ、そして2027年のワールドカップへ向け、なでしこジャパンらしい技術と連携力のさらなる成熟が求められる。

(ABEMA/なでしこジャパン)