シーズンを通して活躍した日本プロサッカー選手会(JPFA)所属の選手を表彰する「極楽湯presents JPFAアワー…

 シーズンを通して活躍した日本プロサッカー選手会(JPFA)所属の選手を表彰する「極楽湯presents JPFAアワード2025」の各カテゴリー最優秀選手賞が28日、発表となり、J3は栃木シティFW田中パウロ淳一が選ばれた。同賞は選手間の投票で選出される。

 田中は今季J3優勝を果たした栃木で11ゴール14アシストと攻撃陣を引っ張った。またSNSでは、サッカー初心者という設定の女性「パウちゃん」に扮(ふん)し、世界各国のプロサッカー選手ばりのテクニックなどを見せる動画などが話題を集め、サッカー人気の浸透にも大きく貢献した。

 オンラインで授賞式に参加した田中は、「パウちゃん」の姿で登場。そして途中からは本人の姿に戻り、「いろんな人に恩返しの賞が取れました」と話した。川崎でプロキャリアをスタートし、金沢、岐阜、山口、松本と渡り歩き、23年に当時関東1部の栃木シティへ加入。そこから関東1部、JFL、J3と3シーズン連続で昇格を果たした。クラブとして初のJ2挑戦に向け「栃木シティ旋風を巻き起こします!」と宣言していた。