大相撲の幕内・朝乃山(高砂)が28日、東京・墨田区の部屋で行われた餅つきに参加した。 部屋の餅つきは2019年以来6年…

 大相撲の幕内・朝乃山(高砂)が28日、東京・墨田区の部屋で行われた餅つきに参加した。

 部屋の餅つきは2019年以来6年ぶり、今年2月の部屋移転後初の開催となった。朝乃山はつき手だけでなく、返し手も担当し、精力的に集まったお客さんらと交流した。「先代の時とはまた違った状況で、わからないことだらけだった。6年ぶりにやっているので、僕らも楽しみにしていた。近所や後援会の皆さんにも手伝ってもらって、大変うれしい」と笑みを浮かべた。

 朝乃山は21年に新型コロナ感染対策ガイドライン違反で番付を大関から三段目まで落とした。再起を果たすも、昨年7月の名古屋場所で左膝前十字靱帯(じんたい)断裂などの大けがを負って、3場所連続で全休。今年の春場所で三段目で復帰し、初場所(来年1月11日初日、両国国技館)で再入幕を果たした。再入幕について問われると「再々です(笑)」と笑顔で自ら訂正。「いろいろな方々からおめでとうと連絡をいただくが、僕の中ではあくまでも通過点。さらに上に番付があるので、そこを目指して稽古に精進していくだけ」と語った。

 新年へ向けては「来年のこの時期も餅つきがあると思うので、番付を上げて餅つきしたい。やっぱり三役になって年越しを迎えられるように頑張りたい。あとは現役を長く、太くいきたい。太く長く? 長く太く? 言いすぎてわからなくなってきた(笑)」と、終始リラックスした様子だった。