男女を通じて日本勢の活躍が顕著だった海外ツアー。米国男子、米国女子、米国女子下部、アジアンにおいて12勝を挙げ、総勢1…
男女を通じて日本勢の活躍が顕著だった海外ツアー。米国男子、米国女子、米国女子下部、アジアンにおいて12勝を挙げ、総勢10人がカップを掲げた。海の向こうから多くの朗報が届いた一年をツアー別に振り返る。
米国男子ツアー 1勝
・松山英樹「ザ・セントリー」
松山英樹が1月の2025年開幕戦「ザ・セントリー」(ハワイ州プランテーションコースatカパルア)でツアー11勝目をあげた。単独首位から出た最終日を1イーグル7バーディ、1ボギー「65」で回って通算35アンダー。72ホール最多アンダーパーを1ストローク更新するツアー新記録をたたき出した。
さらにツアー外競技ではあるが、20人が出場した12月のタイガー・ウッズ主宰「ヒーローワールドチャレンジ」で優勝。3打差3位からフィールドベストタイの「64」をマークして通算22アンダーでフィニッシュし、首位で並んだアレックス・ノレン(ノルウェー)とのプレーオフを制して2016年以来の大会2勝目を飾った。
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アジアンツアー 3勝
・比嘉一貴「シンハン ドンヘ オープン」「Yeangder TPC」
・浅地洋佑「マオタイ シンガポールオープン」
比嘉一貴が9月の3ツアー(日本、韓国、アジアン)共催競技「シンハン ドンヘ オープン」を制した。翌週の「Yeangder TPC」で2週連続優勝を遂げるなど、日本勢として初めてアジアンツアー年間王者に輝いた。
11月「マオタイ シンガポールオープン」では浅地洋佑がツアー2勝目をあげた。高額大会のインターナショナルシリーズを制して、同シリーズのポイントレースを2位で終えて来季LIVゴルフの出場権を獲得した。
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米国女子ツアー 7勝
・竹田麗央「ブルーベイLPGA」
・西郷真央「シェブロン選手権」
・岩井千怜「リビエラマヤオープン」
・山下美夢有「AIG女子オープン(全英女子)」「メイバンク選手権」
・岩井明愛「ザ・スタンダード ポートランドクラシック」
・畑岡奈紗「TOTOジャパンクラシック」
3月「ブルーベイLPGA」で竹田麗央が後続に6打差をつける独走でツアー2勝目をあげた。日本勢の“ルーキー優勝”は3年ぶりだった。ツアー2年目の西郷真央は4月「シェブロン選手権」を5人のプレーオフのすえに制した。日本女子5人目のメジャー制覇で、米ツアー初優勝を飾った。
岩井ツインズの2人もルーキーシーズンに結果を残した。妹の千怜は5月「リビエラマヤオープン」で後続に6打差をつけて初優勝。姉の明愛も8月「ザ・スタンダード ポートランドクラシック」で4打差をつけて初Vをあげた。ツアー史上初の“双子優勝”となった。
同じくルーキーの山下美夢有は8月「AIG女子オープン(全英女子)」で優勝し、日本勢6人目のメジャー制覇。11月「メイバンク選手権」は3人によるプレーオフを制して2勝目をあげた。
畑岡奈紗は11月の日本開催「TOTOジャパンクラシック」で3年ぶり7勝目をあげた。荒木優奈とのプレーオフを制して復活を印象付けた。
米国女子下部ツアー 1勝
・原英莉花「ワイルドホースレディース」
8月「ワイルドホースレディース」で米下部ツアー参戦1年目の原英莉花が初優勝を挙げた。昨年の最終予選会(Qシリーズ)で最終ラウンドに進めず、67位で下部ツアーの出場資格を得ていた。今年の年間ポイントランキングを5位で終えて来季の米女子ツアー(LPGA)への昇格を決めた。