<全国高校ラグビー大会:聖光学院18-17近大和歌山>◇1回戦◇28日◇大阪・花園ラグビー場5大会連続7度目出場の近大和…

<全国高校ラグビー大会:聖光学院18-17近大和歌山>◇1回戦◇28日◇大阪・花園ラグビー場

5大会連続7度目出場の近大和歌山は、前回に続く2回戦進出はならなかった。

後半終了間際にFB大西正遥(3年)の左中間へのトライが決まり、17-18まで追い上げた。

わずか1点差。ゴールが決まれば劇的逆転勝利だったが、主将CTB森悠真(3年)のキックが外れ、無情のホイッスル。

主将は「緊張はしなかったし、冷静には蹴られたので…悔しいです」と、表情をこわばらせた。

試合は前半に一時、0-13と劣勢に立ったが、プロップ久木オスカル(3年)の屈強な体を生かしたトライなどで追い上げ、最終盤の接戦に持ち込んだ。

田中大仁監督(42)は「前半に相手のペースにのみ込まれたが、後半は自分たちの良さが出た」とし、「あそこ(最終盤)にいくまでに、スコアで上回っていなかった」と、1度もリードを奪えないままの試合展開を敗因に挙げた。

プロップ久木は卒業後、母の母国ポーランドの大学を一般受験し、地元のクラブチームでラグビーを続けるという。