広島県立広島観音高校(広島市西区)のサッカー部を全国高校総体(インターハイ)優勝などに導いた元監督の畑(はた)喜美夫さ…
広島県立広島観音高校(広島市西区)のサッカー部を全国高校総体(インターハイ)優勝などに導いた元監督の畑(はた)喜美夫さん(60)が12月、同校のサッカー部員に講演した。
畑さんは1997~2011年に監督を務め、インターハイ優勝のほか、全国高校サッカー選手権8強に2度進出した。19年に教員を退職し、現在は「ボトムアップ理論」と呼ばれる選手主体の部活動を広める活動をしている。
11日にあった講演では「何のためにやるのか、一人ひとりが考えながら練習すること」、「監督やコーチから教えてもらうことも、選手の方から意見を言うこともどちらも大事」と助言。チームワーク向上には「あいさつは1.5倍で返す」、「部室を整理整頓する」といった行動も重要だと説いた。
28日に開幕する第104回全国高校サッカー選手権には、同校としのぎを削った広島皆実が出場する。畑さんは講演後の取材に対し、「相手を見るのではなく、自分たちがやってきたことを信じて戦い抜いてほしい」とエールを送った。(相川智)