第78回全国高校バスケットボール選手権大会(ソフトバンク ウインターカップ2025、朝日新聞社など特別協力)は27日、…

 第78回全国高校バスケットボール選手権大会(ソフトバンク ウインターカップ2025、朝日新聞社など特別協力)は27日、男子の準々決勝があり、福岡大大濠が3年連続、福岡第一が5年連続の4強入りを決めた。28日は大濠が鳥取城北、第一は東山(京都)と決勝進出をかけて戦う。

 大濠は土浦日大(茨城)に81―67で快勝。序盤から榎木璃旺選手(3年)や桜井照大選手(2年)らの激しい守備でミスを誘い、得点につなげた。

 前日は延長戦にもつれる激戦で、連日の試合が続く。主力の負担を減らそうと、出場時間が少なかった選手も起用し、この日はベンチ入りメンバー全員が出場した。

 片峯聡太監督は試合後、「優勝すると決めて来たので逆算してやっている。あと2試合、準備してきたものを出し切りたい」と闘志を込めた。

 第一は帝京長岡(新潟)に終盤追い上げられながらも、76―72で振り切った。トンプソン・ヨセフハサン選手(3年)や双子の宮本聡、耀両選手(3年)が、点差を詰められたところで勝負強く3点シュートを決めた。

 井手口孝監督は「良かったり悪かったりと波はあるが、勝ちたい気持ちが強いチーム。あと2試合、何とかやらせてあげたい」と語った。(波多野大介)