ゴルフコースで一瞬を切り取ることに全てをかけるフォトグラファーたち。2025年シーズンも、ファンを魅了するたくさんの写…

ゴルフコースで一瞬を切り取ることに全てをかけるフォトグラファーたち。2025年シーズンも、ファンを魅了するたくさんの写真がゴルフ界を彩った。GDOとともに国内外を渡り歩いたプロフェッショナルが選んだ今年の3枚。第4回は奥田泰也カメラマン編。

<ブリヂストンレディス 最終日 佐久間朱莉>

惜敗を繰り返した末に、ようやく遂げた初優勝から4試合目。佐久間朱莉が初日から首位を守り切る完全優勝でシーズン2 勝目一番乗りを果たした。通算20アンダーは2023年に山下美夢有が記録したトーナメントレコードを2打更新。勝利を決めた直後、笑顔で右腕を突き上げてよろこびに浸った。

<ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ 最終日 大岩龍一>

決めれば単独首位でのホールアウト。池に面した薄いラフからのアプローチは、カップの左をわずかに逸れる。待望のツアー初勝利をつかみ損ねた大岩龍一は8番アイアンを手に天を仰いだ。

<Sansan KBCオーガスタ 最終日 小斉平優和>

昨年大会は香妻陣一朗とのプレーオフで敗れた小斉平優和が、リベンジを果たして初優勝をつかみとった。腕に抱く愛娘の和暖(よりは)ちゃんに向けられた、満面の笑顔。「僕が優勝したら、抱きかかえるっていう夢があったので」。27歳の父として、夢をかなえた瞬間だった。

フォトグラファー奥田泰也<写真集>