浜松開誠館のMF間渕壱咲(いっさ)という名前には「世界に一つだけの花になる」という意味が込められている。トップ下で労を…

 浜松開誠館のMF間渕壱咲(いっさ)という名前には「世界に一つだけの花になる」という意味が込められている。トップ下で労を惜しまず走り回り、ボールを追いかけて守備面でハードワークする。「相手の反応やパスコースを予測して奪い取る」と自身の強みを挙げる。

 そのために3年間、筋トレに力を注いできた。付属中3年夏にサイドバックを務めて全国制覇したときの体重は52キロだったが、現在は64キロ。日々の食事にも気をつかい、当たり負けしない頑丈な体をつくり上げた。

 もちろん全国ではゴールを狙う。県選手権では無得点に終わっており、「点を取りたい」と29日の初戦を見据える。25日に行われた岡山学芸館との練習試合では、積極的にゴール前まで攻め込んでシュートを放った。

 川合亜門主将やMF岡田瑛太ら「同じ思いを持つ」中学時代からの仲間たちと臨む、高校生活最後の舞台。「開誠館らしさを表現したい」とフル回転を誓った。

 ◆間渕 壱咲(まぶち・いっさ)2007年11月4日、浜松市生まれ。18歳。サッカーは幼稚園から。浜松開誠館中3年夏に全国制覇。170センチ、64キロ。血液型B。家族は両親と兄、妹。