<第102回箱根駅伝>◇2026年1月2、3日◇東京~箱根間往復(10区間、往路107・5キロ、復路109・6キロ=往復…

<第102回箱根駅伝>◇2026年1月2、3日◇東京~箱根間往復(10区間、往路107・5キロ、復路109・6キロ=往復217・1キロ)

箱根駅伝本番まで、残り1週間を切った。第102回大会の今回は、どんなドラマが待っているのか。

3連覇を狙う青学大、出雲連覇の国学院大、全日本を制した駒大に、中大、早大を加えた5強といわれる今大会。出場21校を、担当記者の戦力分析・ランクとともで紹介します。

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<シード校>

■青山学院大(18年連続31度目 総合優勝8回・前回1位)

【ランク:本命/43点(50点満点)】絶対的エース黒田が中心。出雲、全日本で区間賞の塩出と飯田、前回10区の小河原を加えて3連覇を目指す

■駒沢大(60年連続60度目 総合優勝8回・前回2位)

【ランク:対抗/42点(50点満点)】藤田監督就任から2年連続2位。エース佐藤ら昨季出走9人エントリー。山川主将中心に全日本と2冠狙う

■国学院大(10年連続19度目 総合最高3位・前回3位)

【ランク:対抗/41点(50点満点)】10月出雲で同校初の連覇達成。厚い選手層で箱根初V目指す。2年連続2桁順位と苦戦中の5区が鍵握るか

■早稲田大(50年連続95度目 総合優勝13回・前回4位)

【ランク:対抗/40点(50点満点)】花田監督が指揮して4季目。エース山口智、「山の名探偵」工藤、スーパールーキー鈴木とタレントそろう

■中央大(9年連続99度目 総合優勝14回・前回5位)

【ランク:対抗/40点(50点満点)】上位10人の1万メートル平均タイムは大会史上初の驚異の27分台(27分55秒98)。精鋭そろえ30年ぶり優勝を狙う

■城西大(4年連続20度目 総合最高3位・前回6位)

【ランク:上位争い/34点(50点満点)】留学生キムタイ、前回9区区間賞の桜井、山登り経験者斎藤と4年生が有力。歴代最高タイの3位を目指す

■創価大(7年連続9度目 総合最高2位・前回7位)

【ランク:上位争い/35点(50点満点)】エース吉田響が抜けた後も出雲で全選手が区間5位以内と駅伝巧者ぶりは健在だった。山口は今季の好調株

■東京国際大(2年連続9度目 総合最高5位・前回8位)

【ランク:シード争い/30点(50点満点)】エティーリは5000メートル、1万メートル、ハーフマラソン日本学生記録保持者。前回大会を経験した中山、菅野、大村の4年生トリオけん引

■東洋大(24年連続84度目 総合優勝4回・前回9位)

【ランク:シード争い/30点(50点満点)】岸本は区間賞歴あり。西村や緒方の4年生の奮起が待たれる。継続中では最長の21年連続シード死守なるか

■帝京大(19年連続27度目 総合最高4位・前回10位)

【ランク:上位争い/35点(50点満点)】楠岡はチーム初の1メートル27分台、島田はハーフ1時間0分台をマークした。手堅い駅伝を展開し上位を目指す

<予選会突破校>

■中央学院大(3年連続25度目 総合最高3位・予選会1位)

【ランク:シード目標/27点(50点満点)】10月の箱根予選会トップ通過も、11月全日本は関東勢最下位の15位。エース近田ら軸に7年ぶりシード狙う

■順天堂大(15年連続67回目 総合優勝11回・予選会2位)

【ランク:シード争い/30点(50点満点)】全日本で2年ぶりシード権、箱根予選会2位通過。前回7秒差シード落ちの悪夢払しょくへ吉岡を軸に戦う

■山梨学院大(6年連続39回目 総合優勝3回・予選会3位)

【ランク:シード目標/30点(50点満点)】前回2区ムトゥクと前々回同区キピエゴの両留学生が軸。大崎体制2年目で10年ぶりのシード権獲得目指す

■日本大(3年連続92度目 総合優勝12回・予選会4位)

【ランク:シード目標/28点(50点満点)】3年ぶり全日本で経験値アップ。過去2回は区間2ケタ順位と低調だったエースキップケメイの活躍がカギ

■東海大(2年ぶり52度目 総合優勝1回・予選会5位)

【ランク:シード争い/30点(50点満点)】予選会は5位通過。ハーフのチーム記録を持つ花岡を軸に5年ぶりのシード奪還でスピード軍団再建なるか

■東京農業大(2年ぶり71度目 総合最高2位・予選会6位)

【ランク:シード目標/26点(50点満点)】1万メートル日本人学生歴代トップの前田を絶対的エースに予選会は6位通過。前々回総合22位から飛躍できるか

■神奈川大(3年連続56度目 総合優勝2回・予選会7位)

【ランク:シード目標/26点(50点満点)】前回出走10選手が残っており経験値は高い。ハーフチーム歴代記録を持つ宮本の走りが上位へのカギとなる

■大東文化大(4年連続54度目 総合優勝4回・予選会8位)

【ランク:シード目標/27点(50点満点)】前回19位で9年ぶりシード権はわずか1年で剥奪。箱根4度Vの伝統校が真名子体制4季目で再浮上なるか

■日本体育大(78年連続78度目 総合優勝10回・予選会9位)

【ランク:シード目標/29点(50点満点)】1949年の初出場から連続出場中。1万メートルのチーム記録保持者・平島を中心に18年以来のシード権を狙う

■立教大(4年連続31度目 総合最高3位・予選会10位)

【ランク:シード目標/26点(50点満点)】55年ぶり出場を果たした23年から18、14、13位と順位を上げ、64年ぶりとなる悲願のシード入りを目指す

<オープン参加>

■関東学生連合(前回21チーム中16番目にゴール)

【オープン参加のため番付なし/24点(50点満点)】今回から選出方法が変更され、秋吉は2度目の連合入り。例年よりも選手の多様性が増したチームに注目だ