浜松開誠館のFW松下蓮(3年)は全国総体での反省を生かし、泥くさいプレーでチームに貢献する。 6月の藤枝東との県総体決…
浜松開誠館のFW松下蓮(3年)は全国総体での反省を生かし、泥くさいプレーでチームに貢献する。
6月の藤枝東との県総体決勝(1〇0)で決勝点を奪い、初優勝の立役者になった。しかし、夏の大舞台では「自分が点を取らないといけない!」という意識が強過ぎた。相手ゴール近くに位置することばかり考えてしまい、チームの基本の守備がおろそかに。「悪く変わってしまいました」
秋は控えに回り、前線からボールを追いかけてハードワークする「原点」に戻った。エースFWの田窪悠己(3年)が負傷欠場した11月後半のプリンスリーグで先発。3試合に出場し、1ゴールを挙げたが、まだ気は緩めない。
付属中3年夏に全国制覇したものの、自身は控え。悔しさを胸に、高校で肉体改造に取り組み、脚力を伸ばしてAチーム入りした。今回もはい上がる。田窪も戦列に復帰しており、スタメン争いは試合本番まで続く。(里見 祐司)
◆松下 蓮(まつした・れん)2007年4月26日、御前崎市生まれ。18歳。サッカーは小1から。浜松開誠館中3年夏に全国制覇。170センチ、67キロ。血液型A。家族は両親と妹。