中日井上一樹監督(54)が激しい三塁レギュラー争いを期待した。「ちょっとまだ公言できるポジションではないのかな」と白紙状…

中日井上一樹監督(54)が激しい三塁レギュラー争いを期待した。「ちょっとまだ公言できるポジションではないのかな」と白紙状態。今季開幕4番の期待に応えられなかった石川昂弥内野手(24)、度重なる故障に泣かされた福永裕基内野手(29)、左肘靱帯(じんたい)断裂で離脱した高橋周平内野手(31)が候補となる。

「普通にいったら昂弥、福永、周平。あとは阿部。カリステもいたりするので」と、楽天から古巣に復帰した阿部寿樹内野手(36)、左膝の故障から復活を期すオルランド・カリステ内野手(33)といったベテラン勢にも期待する。

大筋合意しているメジャー164発の大物助っ人ミゲル・サノ内野手(32)が契約となれば一塁、三塁を守ることとなり、一塁ならジェイソン・ボスラー外野手(32)が三塁争いに加わることとなる。今季序盤は苦労したが、日本の野球に慣れた7月からは打率2割8分9厘と安定した打撃を見せるボスラーは打線から外せない。「ジェイソンは器用だから、外野行けと言っても守れる。そこは器用さを利用して」と複数ポジションを守らせることで、石川昂、福永らの打撃力も生かしていく。【石橋隆雄】