プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体タイトル戦が27日、サウジアラビア・リヤドであり、王者の井上尚弥(32)=…

 プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体タイトル戦が27日、サウジアラビア・リヤドであり、王者の井上尚弥(32)=大橋=が3―0(120―108、119―109、117―111)の判定で世界ボクシング評議会(WBC)2位の挑戦者アラン・ピカソ(25)=メキシコ=を破った。

 世界戦の連勝記録を史上最多の「27」にまで伸ばした。井上の戦績は32戦全勝27KO。

 大差の判定勝ちだったが、前戦の9月の防衛戦に続いて2戦連続でKO勝利を逃した。これはキャリアで初めて。「今夜はよくなかった」と苦笑を浮かべた。ただ、キャリア最多タイとなる年間4試合を戦い抜き、「こなすことができて自分自身、満足はしています。少し、疲れました。少しゆっくり休みます」と話した。

 前座では、元バンタム級2団体統一王者の中谷潤人(27)=M.T=がスーパーバンタム級への転級初戦でメキシコ人選手とノンタイトル戦を行い、3―0の判定で勝利した。