なでしこジャパンの若き才能が、世界中を驚愕させた開始18秒のスーパーゴールを改めて回顧。「ゾーンに入っていた」と当時の…

谷川萌々子の衝撃弾

 なでしこジャパンの若き才能が、世界中を驚愕させた開始18秒のスーパーゴールを改めて回顧。「ゾーンに入っていた」と当時の感覚を語った。

【映像】谷川の「30m弾丸ゴラッソ」

 ABEMAの『2025年なでしこジャパンの名場面〜栄光と試練〜』では、ニールセン新監督体制の下で攻撃的なスタイルへの変貌を掲げて臨んだサッカー日本女子代表の1年間を特集。その中でピックアップされた1つが、2月のコロンビア戦(SheBelieves Cup)でMF谷川萌々子が決めたスーパーゴールだ。

 トップ下で先発した谷川は、キックオフ直後にいきなり魅せる。敵陣でプレッシングからボールを奪った谷川は、相手の隙を見逃さずにペナルティーエリア外から左足を一閃。30m級の弾丸ミドルシュートは、豪快にゴール右上に突き刺さった。

 開始わずか18秒で決まったスーパーゴールには、当時SNS上で「伝説を目撃した」「なんじゃそりゃw」「鳥肌たったわ」「異次元すぎる」と日本のファンが騒然。さらに海外ファンからも「彼女は本物の天才だ」「19歳では世界最高」「サッカー界のステフィン・カリーだ」などの声が出るなど世界中に衝撃が走った。

「自然とコースが見えたりする」

ゴラッソを振り返る谷川萌々子

 実況も「なんというプレーだ!」と絶叫したこのゴールについて、インタビューに応じた谷川は「本当、自然とコースが見えたりする」と周囲の喧騒とは対照的な落ち着きでコメント。さらに「ゾーンに入る感覚はあるんですか?」と問われると、「そうですね、だいたいそういうロングシュートを決める時は、ゾーンに入っている、入っていますね」と、天才肌ならではの感覚を明かした。

 現在20歳の谷川は、11月のカナダ戦でも1ゴール・1アシストを記録するなど随所で存在感を発揮。番組内での「2025年の自己採点」でも、チーム内トップクラスの「90点」をつけ、「キャンプを重ねるにつれて、チームとしての狙いも明確になってきました。個人としてもチームとしてもたくさんのことを学ぶことができた」と充実のシーズンを総括している。

 2026年3月のアジアカップ、そして2027年のワールドカップへ向け、谷川のさらなる成長に期待がかかる。

(ABEMA/なでしこジャパン)