12月27日、中山競馬場で行われた暮れの名物障害G1・中山大障害(芝4100m)は、断然の支持を集めたエコロデュエルが…
12月27日、中山競馬場で行われた暮れの名物障害G1・中山大障害(芝4100m)は、断然の支持を集めたエコロデュエルが、春の中山グランドジャンプに次いで障害G1を連勝。春秋ジャンプ王に輝いた。2着にはエコロデュエルとのマッチレースを演じた2番人気のネビーイームが入った。
中山大障害、勝利ジョッキーコメント
1着 エコロデュエル
草野太郎騎手
「最後は熱くなりました。ネビーイームの事前の情報とちょっと違って、こっちを見ながらくると思っていたのですが、逃げたんでやられたかなと道中は思いましたが、一段パワーアップしたデュエルがこの形でも結果を出してくれてよかったです。今年春勝たせていただいてから、暮れも勝って最優秀障害馬、文句なしでを目標にしていたのでよろしくお願いします(笑)。強いエコロデュエルを見せられて良かったです。障害レースも面白いなと思ってくれたら嬉しいですね」
レース結果、詳細は下記のとおり。
12月27日、中山10Rで行われた第148回中山大障害(障害3歳上オープン・J-G1・芝4100m・1着賞金=7000万円)は、草野太郎騎乗の1番人気、エコロデュエル(牡6・美浦・岩戸孝樹)が快勝した。5馬身差の2着に2番人気のネビーイーム(牡7・栗東・佐々木晶三)、3着に4番人気のフェーレンベルク(牡5・美浦・千葉直人)が入った。勝ちタイムは4:46.8(良)。
【中山GJ】草野「いつか自分もという思いでやってきた」エコロデュエルが8馬身差圧勝
単勝1.5倍の支持

草野太郎騎乗の1番人気、エコロデュエルが暮れの大一番を制した。この春の中山グランドジャンプに次いでの障害G1制覇で、春秋のジャンプ王に輝いた。道中は好位4番手から終始安定した飛越を披露。最終障害では2番人気のネビーイーム、エコロデュエルのマッチレースとなり、2頭が譲らない展開に。直線では坂を駆け上がってから先頭に立ち、最後まで力強い脚色でゴール板を駆け抜けた。また、無事に全馬完走している。
◇中山大障害とは
障害競走の最高峰に位置づけられるG1競走。芝4100メートルという日本最長距離を舞台に、大竹柵など名物障害を含む過酷なコース設定が特徴。1934年に創設され、長い歴史と伝統を誇る一戦として知られる。障害馬と騎手の技術、胆力、信頼関係が試される舞台であり、障害レース暮れの大一番として多くの競馬ファンから特別な支持を集めている。
エコロデュエル 24戦6勝
(牡6・美浦・岩戸孝樹)
父:キタサンブラック
母:クラリネット
母父:Giant’s Causeway
馬主:原村正紀
生産者:下河辺牧場
【全着順】
1着 エコロデュエル 草野太郎
2着 ネビーイーム 小牧加矢太
3着 フェーレンベルク 上野翔
4着 ジューンベロシティ 高田潤
5着 プラチナドリーム 石神深一
6着 ピーターサイト 森一馬
7着 メイショウアツイタ 難波剛健
8着 アルデドゥオーモ 伴啓太
9着 タマモエース 小野寺祐太
10着 タンジェントアーク 五十嵐雄祐