<4団体統一スーパーバンタム級タイトルマッチ>◇27日◇ムハマド・アブド・アリーナIBF世界スーパーフライ級6位寺地拳四…
<4団体統一スーパーバンタム級タイトルマッチ>◇27日◇ムハマド・アブド・アリーナ
IBF世界スーパーフライ級6位寺地拳四朗(33=BMB)が、IBF世界スーパーフライ級王者ウィリバリド・ガルシア(36=メキシコ)戦の中止発表を受け、号泣したインタビューにX(旧ツイッター)では同情や再戦を待ちわびる声が上がった。
今回の一戦で勝てば、WBA、WBC、WBO世界スーパーフライ級統一王者のジェシー・ロドリゲス(25=米国)との4団体統一戦の実現に近づくチャンスでもあった。
サングラス越しからあふれる涙を何度も拭い、沸き立つ感情を抑え込む寺地に「目元隠したくてグラサンしてたんかな。見てるこっちまで悲しくなるやん。今日の試合楽しみにしてたから残念やけど、また試合観たいから頑張ってほしい!ケンシロウの入場待ってる!」。「涙見た瞬間、胸が締めつけられた… 何ヶ月も準備してきたのに相手の体調で中止とか、ボクシング残酷すぎるよ 早く再戦決まってほしい!!」などの声があった。
◆寺地拳四朗(てらじ・けんしろう)1992年(平4)1月6日生まれ、京都・城陽市出身。奈良朱雀高-関大。ボクシングは中3から。14年に元日本ミドル級王者の父・寺地永のBMBジムに入り、同年8月にプロデビュー。17年5月にWBC世界ライトフライ級王座を獲得し、その後8度防衛。21年9月に初めて王座陥落するも22年3月に矢吹正道にリベンジを果たして王座奪還。同年11月にはWBAスーパー、WBC同級王座統一。24年10月にWBC世界フライ級王座を獲得し、25年3月にはWBA、WBC世界同級王座統一し、井上尚弥に続く日本人2人目の2階級統一王者となったが、7月にサンドバルに敗れて王座陥落していた。