「ボクシング・8回戦」(27日、リヤド) プロ4戦目に挑んだ堤麗斗(23)=志成=はレオバルド・キンタナ(23)=メキ…
「ボクシング・8回戦」(27日、リヤド)
プロ4戦目に挑んだ堤麗斗(23)=志成=はレオバルド・キンタナ(23)=メキシコ=に4回1分14秒TKO勝ちを飾った。
1回からともに距離を詰めながらパンチを打っていく展開。堤が鋭い左を当てて主導権を握りにいく。2回終了後には堤の鼻から出血がみられた。3回はキンタナの連打の連打に手を焼いたが、終盤に堤が返していき、4回は強烈な左から右のフックを浴びせてダウンを奪い、レフェリーストップ。TKO勝ちを決めた。「プロではこういうタイプが初めて。オーソドックスかと思ったらサウスポーできて、想定とは違う戦い方できたので、いい経験になった」と充実した表情で振り返り、来年に向けて「もっともっと強くならないと。自分のレベルをさらに上げていって、そうすれば世界への道が近づいてくる。今回兄貴が出ることができなかったけど、来年は兄弟でさらに上を目指していく」と見据えた。
同興行で世界戦を予定していた出場予定だった兄駿斗が右眼窩底骨折で欠場。無念の兄に捧げる勝利となった。