「スピードスケート・全日本選手権」(27日、エムウェーブ) ミラノ・コルティナ五輪代表選考会を兼ねて、女子1000メー…
「スピードスケート・全日本選手権」(27日、エムウェーブ)
ミラノ・コルティナ五輪代表選考会を兼ねて、女子1000メートルが行われた。既に500メートルの代表権を獲得している吉田雪乃(寿広)は、同走で優勝した高木美帆(TOKIOインカラミ)と0秒13差で、五輪参加標準記録のSS標準を突破する1分14秒66で2位。2種目の五輪切符を確実にした。「オリンピックのことを意識しましたし、負けたくない、自分のベストを尽くしたいという気持ちがすごくたかぶったレースになった」と振り返った。
良いスタートを切り、600メートルを好タイムで通過。最後のコーナーでは少し乱れる部分があったが、最後の直線では高木と並び一気にゴールに滑り込んだ。「最初の加速の部分を美帆さんの足に合わせてリズムをもらおうと思ってやっていた。自分にとっては良いリズムで入れた」とした。
2種目での代表権を手に入れ、「両親もそうですし、会社の方々も全員チケットを買ってしまっていた。1000メートル出るしかないと思って。そのために頑張った」と笑顔。「まずは一安心。まだまだ伸びしろがあるので、オリンピックまで、少しでもその課題を埋められるようにしたい」と力を込めた。