予想契約は8年1億8000万ドルとの報道も… 日米で23年の現役生活を送った五十嵐亮太氏が、自身のYouTubeチャンネ…
予想契約は8年1億8000万ドルとの報道も…
日米で23年の現役生活を送った五十嵐亮太氏が、自身のYouTubeチャンネル「イガちゃんねる」で、ホワイトソックスと契約を結んだ“後輩”の村上宗隆内野手について言及した。2年3400万ドル(約53億6300万円)の契約は一部で想定より低いとも受け止められたが、五十嵐氏は「僕、契約内容はいいと思ってます」と前向きに評価する。
村上は米移籍大手メディア「MLBトレード・ルーマーズ」のFA選手ランキングで全体4位、予想契約は8年1億8000万ドル(約284億円)とされたが、事前よりも年数・金額ともに“控えめ”な数字だった。それでも、五十嵐氏はメリットを強調する。まずは同じ強打の三塁手であるマックス・マンシー内野手と比較し、「マンシーよりもはるかに上の契約を結んでいる。これって結構期待高くないですか?」と高い評価を得ているした。
さらに議論は、2年という“短期”の意味に及ぶ。五十嵐氏は「2年で少ないって思うかもしんないけどこれはね、多分村上がそうしたかったなと思う」と述べ、契約年数は本人の意向が反映された可能性があると見る。背景として語られたのが将来の市場価値を見据えた視点だ。「2年が終わった時とかその先になった時、FAっていうの見えてくるじゃないですか」と口にし、短期で勝負して次のステージを狙う流れを示した。
移籍先がホワイトソックスであることにも意味があるという。チーム状況については再建過程にあるとされ、「再建中のチームなので、使われる絶対に使い続けてくれるだろう」とコメント。出場機会を確保しやすい環境は、メジャーに適応していくための実戦経験の面でも重要になる。2年という期限が明確だからこそ、モチベーションも研ぎ澄まされるという見立てもあり、「2年で結果残せなかったら、そこで絶対残すぞっていう逆に強い意思を感じた」と語った。
ただ一方で、ホワイトソックスの現在は厳しいことに変わりはない。シーズン中盤には主力の放出や、早い段階で順位が確定する可能性は高い、そうなると「モチベーションを維持するのがすごく難しくなってくるはずなんですよ」と懸念も口にする。ただ、その環境で結果を残し、チームが上向けば意味合いは大きい。「(村上が)行って強くなったって言われたらめちゃくちゃかっこいいよね」と期待を込めた。(Full-Count編集部)