タッカー争奪戦の決着はいつになるのか(C)Getty Images ドジャースの来季に向けての補強について、米メディア『…

タッカー争奪戦の決着はいつになるのか(C)Getty Images

 ドジャースの来季に向けての補強について、米メディア『ClutchPoints』が見解を述べている。

 同メディアは「ドジャースは、チーム編成の正念場となる明確な転換点に立っている。黄金時代の継続と3連覇を追い求める球団にとって、下すべき決断はもはや机上の空論ではない」と記し、他を差し置いても断行すべき一手があるとしている。

【写真】もらい泣き必至…ユニホームの袖で涙を拭う山本由伸をチェック

 ドジャースは、エドウィン・ディアスと3年6900万ドル(約107億円)で契約合意に至った。ブルペンの補強を行ったが「次なる焦点は、主力以外に不安が残り、層の薄さが露呈している外野陣へと完全に移った」と指摘した。

 記事では、右翼手のテオスカー・ヘルナンデスは先発の座を不動のものにしているが、ユーティリティのトミー・エドマンは、2025年のポストシーズンで負った足首のケガからの回復を目指しているものの、フルシーズン戦い抜ける状態にあるのか疑問が残るとしている、また、アンディ・パヘスは潜在能力の高さこそ示したが「10月の重要な局面では安定感と守備の信頼性に課題を残した」と記している。

 そんな中、カブスからFAとなったカイル・タッカーが獲得ターゲットに挙げられており、「彼のプレースタイルは、ロースターの他のポジションに無理な構造変更を強いることなく、ドジャースが求める『外野のアップグレード』という課題を真っ向から解決する。同時に、打線の厚み、守備の信頼性、そしてポストシーズンで実証済みの勝負強さをもたらす存在だ」と絶賛した。

 タッカーに対しては、長期契約ではなく、高額年俸での短期契約が噂されているが、同メディアは「タッカー級の選手をいつまでも市場に残しておくと不必要な争奪戦を招くことになる」と予想。「最高級の左打ち外野手を自ら確保することは、直接的なライバルが自チームと同じ課題を解決するのを阻止することにも繋がる」と見解を示した。

 さらに、「ドジャースが単なる王座防衛ではなく、3連覇という偉業を本気で狙うのであれば、もはや一刻の猶予も許されない」と言及。果たして、争奪戦を制してタッカー獲得となるのか。決着はいつになるのか、注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】タッカー、ドジャースと高額年俸の短期契約で“決着”か「3連覇という偉業に貢献できるチャンスがある」米メディア

【関連記事】ドジャース、走攻守で魅力の二塁手獲得でキム・ヘソンらを放出…“驚愕プラン”を提案「常勝軍団としての文化に合致」米メディア

【関連記事】ド軍24歳“有望株”はレギュラーを奪い取れるか? 「彼はスイッチヒッターだが…」克服すべき懸念材料を指摘