<第74回全日本大学サッカー選手権:国士舘大0-3筑波大>◇27日◇決勝◇栃木県グリーンスタジアム筑波大(関東1)が国士…

<第74回全日本大学サッカー選手権:国士舘大0-3筑波大>◇27日◇決勝◇栃木県グリーンスタジアム

筑波大(関東1)が国士舘大(関東2)を3-0で破り、8大会ぶり10度目の優勝を飾った。

前半は相手の鋭い出足に苦しみ、思うような試合を展開できず、0-0で前半を折り返した。

後半に本来の姿を取り戻す。相手のハイプレスをうまく回避できるようになると、同14分にFW小林俊瑛(3年)に代えてFW山下景司(1年/大津)を投入。リズムが生まれた24分にMF大谷湊斗(1年/昌平)が最終ラインを突いて均衡を破る。続く31分にMF矢田龍之介(1年/清水Y)の右CKに山下が頭で合わせて加点。42分には大谷がダメ押しの3点目で勝負を決定づけた。

今季の筑波大は、J2サガン鳥栖DF安藤寿岐、名古屋グランパスMF加藤玄、横浜F・マリノスDF諏訪間幸成、デンマーク1部ブレンビーFW内野航太郎と4人の主軸が相次いで退部し、プロに挑戦。それでも1年生を中心に代わる選手たちが躍動してリーグ戦を制した。

インカレでは、日本代表MF三笘薫(ブライトン)が1年生だった16年大会以来、8大会ぶりの優勝。関東リーグとの2冠は45年ぶりとなった。【佐藤成】