27日、中山競馬場で行われた第42回ホープフルステークス(2歳・牡牝・GI・芝2000m)は、中団のインでレースを進…

 27日、中山競馬場で行われた第42回ホープフルステークス(2歳・牡牝・GI・芝2000m)は、中団のインでレースを進め、直線で外に持ち出して各馬を差し切った松山弘平騎手騎乗の7番人気ロブチェン(牡2、栗東・杉山晴紀厩舎)が、好位から脚を伸ばした4番人気フォルテアンジェロ(牡2、美浦・上原佑紀厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分01秒0(良)。

 さらに1/2馬身差の3着に9番人気アスクエジンバラ(牡2、栗東・福永祐一厩舎)が入った。なお、1番人気アンドゥーリル(牡2、栗東・中内田充正厩舎)は7着に、2番人気ジャスティンビスタ(牡2、栗東・吉岡辰弥厩舎)は8着に、3番人気ショウナンガルフ(牡2、栗東・須貝尚介厩舎)は14着に終わった。

 勝ったロブチェンは、父ワールドプレミア、母ソングライティング、その父Giant's Causewayという血統。京都の新馬戦では逃げ切り勝ちだったが、今回は差す競馬で勝利を収め2歳中距離王の座に輝いた。キャリア1戦の馬のホープフルS制覇は、GIとなった17年以降では初。また今年の新種牡馬ワールドプレミアにとっても産駒のJRA・GI初制覇となった。

【ホープフルS】「ラジオNIKKEI杯2歳ステークス」を前身とし、2014年にGII、17年にGIへと格上げされ、2歳中距離路線の頂点を決める競走として位置づけられている。皐月賞と同じ舞台であることから、来春のクラシックを占う一戦。ホープフル(Hopeful)は、英語で「希望に満ちた」「望みを持つ」を意味する。

【勝ち馬プロフィール】
◆ロブチェン(牡2)
騎手:松山弘平
厩舎:栗東・杉山晴紀
父:ワールドプレミア
母:ソングライティング
母の父:Giant's Causeway
馬主:フォレストレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 ロブチェン 7人気
2着 フォルテアンジェロ 4人気
3着 アスクエジンバラ 9人気
4着 アーレムアレス 6人気
5着 バドリナート 5人気
6着 オルフセン 8人気
7着 アンドゥーリル 1人気
8着 ジャスティンビスタ 2人気
9着 テーオーアルアイン 13人気
10着 ノチェセラーダ 10人気
11着 マテンロウゼロ 15人気
12着 ジーネキング 11人気
13着 ウイナーズナイン 12人気
14着 ショウナンガルフ 3人気
15着 ノーウェアマン 16人気
16着 メイショウハチコウ 14人気